過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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24:名無しNIPPER
2016/04/25(月) 04:39:26.50 ID:tFhznHEnO
全ての授業が終わると、帰りのホームルームの前に廊下ですれ違った平塚先生と出会った。

平塚「やぁ、比企谷。どうだった?久々の学校は」

八幡「そうですね、勉強が捗ったかもしれないです」

平塚「そうか、まぁ独学では時間がかかる所も教えて貰えばすぐにわかるようになったりするからな。それなら来た価値もあるってものだな」

腕を組みながらウンウンと頷く平塚を見て、ふと休み時間に耳に入ってきたクラスメイトの会話を思い出し、この人はどうして結婚出来ないのだろうかと思った。

平塚「……。何かとても失礼な事を考えていないか?比企谷」

鋭いな。

八幡「いえ、そんなことは」

そうか?と明らかに人を[ピーーー]視線を不登校児に向ける目の前の先生を見て、それでもやはりこの人が結婚できないのは何故だろうと思ってしまった。

平塚「まぁいい。それよりも比企谷。今日も奉仕部に参加してくれるか?」

八幡「嫌とは言いません」

平塚「そうか。なら頼むぞ。しかし今日は私は会議があってな、顔は出せないと思うが、まぁうまくやってくれたまえ。それじゃあ」

廊下の奥へと歩いていく先生の背中を見ながら、俺はまたあの人の結婚について考えていたが、すぐに何の意味もない事に気がついて、二度と考えない事を密に誓った。


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