過去ログ - サザエ「そして誰もいなくなったのね」
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52:名無しNIPPER[sage]
2016/04/23(土) 18:14:43.72 ID:hicLbORVO
楽しみ


53:名無しNIPPER[sage]
2016/04/23(土) 18:52:14.28 ID:vSy0IRZ2o

不穏だ・・・


54: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 17:56:19.51 ID:Kl/IOB9+0



「待ってよ姉さん、一体僕がなんの嘘をついてるっていうのさ!」

以下略



55: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 17:57:10.03 ID:Kl/IOB9+0
ねえそうでしょう? とサザエはマスオに問いかけた。

マスオは妻の肩を抱いた。「落ち着くんだサザエ」そう囁いて背中をさすった。

「そんなの屁理屈だよ、なんだって僕が嘘をつくのさ。タラちゃんにだって一人で出掛けたくなることもあるに決まってるのに」
以下略



56: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 17:58:09.14 ID:Kl/IOB9+0
そして、今度こそ捜索を再開することになった。タラオを欠いた磯野家の面々は、散り散りに駆けていった。そしてこんなことを考えていた。

(ああ、早く見つけないと)

(こんなことになるなんて)
以下略



57: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 17:59:00.97 ID:Kl/IOB9+0





以下略



58: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 17:59:47.67 ID:Kl/IOB9+0
それにしても、ここで磯釣りをしたら、どんなに楽しいだろう!

波平は押し寄せる小波を横目に見ながら、想像してみた。グレやタイが、釣れるかも。波平は慌ててかぶりを振った。今はそんな場合じゃないと自分を叱りつけた。

人間という奴は、緊張した状態が続くと、それから逃れようとしてこんなことを考えてしまうらしい。波平はそう結論した。とにかく先へ進まねば。
以下略



59: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:00:36.57 ID:Kl/IOB9+0
走っている間に、息子を見過ごしてはいないだろうか。サザエは薄汚れた腕で額を拭いながら、そんなことを思った。

やがて目の前に光が差してきた。森の端まで来たのだ。下に海の気配がある。サザエは肌のすべすべした木の幹に手をかけ、そっと崖の下を覗き込んだ。

10メートル程の高さだった。真下で海から突き出た磐が睨んでいた。ここで足を滑らせたら、ひとたまりもない! サザエはぞっとした。
以下略



60: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:01:30.48 ID:Kl/IOB9+0
(まったく、うふふふ、海に落ちただなんて)

サザエは笑みを浮かべていた。タラオは、きっと島の中にいる。でも、それなら何処に?

「そうよ!」
以下略



61: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:01:59.14 ID:Kl/IOB9+0



カツオとワカメ―――二人の兄妹は、丘から砂浜に下る坂を走っていた。カツオがワカメの手を引いて先導する形だった。

以下略



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