過去ログ - サザエ「そして誰もいなくなったのね」
1- 20
62: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:02:46.51 ID:Kl/IOB9+0
タラオは明るい男の子だった。そして、とても賢かった。素直で……。

ワカメはタラオが大好きだったが、妙に大人びたタラオの一面に不快感を覚えることもあった。兄はどうだろう。

(もしかしたら、お兄ちゃん、ほんとうにタラちゃんのことなんて……)
以下略



63: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:04:13.14 ID:Kl/IOB9+0
「お父さん」

「カツオにワカメじゃないか。岩場ならわしがもう捜したぞ、タラちゃんは見つからなかったが……」

彼はとても残念そうに眉を下げた。
以下略



64: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/04/30(土) 18:06:20.17 ID:Kl/IOB9+0
運と調子が良ければ、明日にでも完結します。ではまた


65:名無しNIPPER[sage]
2016/04/30(土) 21:02:49.52 ID:lW9Bs2Mjo
頑張れ


66:名無しNIPPER[sage]
2016/04/30(土) 21:50:04.25 ID:fU1KA9dKO
気になるじゃん!!
はよしてくれよ!!!


67: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:10:06.94 ID:OcwQl7p80



カツオ達と別れてからすぐの時だった。森を出たマスオは、砂浜から館の方へ登って来る人影を発見した。

以下略



68: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:11:25.74 ID:OcwQl7p80
「畜生! わしが、ちゃんと監督するべきだった!」

「お義父さんのせいじゃありませんよ。僕の方こそ父親失格です。これじゃあサザエに顔向けが出来ません」

マスオは歯を食いしばり、込み上げる自責の念と戦っているようだった。涙の一つもこぼさなかったのは、義父の手前であったからかもしれない。
以下略



69: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:12:56.25 ID:OcwQl7p80



フネは難物館の二階に居た。バタバタと忙しく客室を順番に回っていた。

以下略



70: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:13:58.71 ID:OcwQl7p80



しばらくすると、また玄関で扉の音がした。今度はサザエだった。

以下略



71: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:15:22.13 ID:OcwQl7p80
「いいえ、わたしたち三人だけだよ」

代表してフネが答えると、サザエは眉をひそめた。

「おかしいわね、岩場や砂浜にもいなかったわよ」
以下略



120Res/64.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice