過去ログ - サザエ「そして誰もいなくなったのね」
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90: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 23:32:28.53 ID:OcwQl7p80
まず、一番奥に波平が部屋を取り、ワカメとカツオの寝室は空き部屋になって、その隣にマスオが入った。そして次にサザエ、最後にフネという形だった。

それにしても、なんという部屋の数だろう。

「そういえば、わたしたちの他にも、伊佐坂先生はたくさんのお客様を招待していたみたいだね」
以下略



91: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 23:38:43.94 ID:OcwQl7p80
四人はそれぞれの部屋の前に立った。波平とマスオを隔てる空間の虚しさが際立っていた。そこにあったものは、間違いなく家族の宝であったのに!

「わかってるとは思うが、こうなった以上、自分の身は自分でも守るしかない」波平は自室のドアを見つめていた。

「わかりました」マスオが頷いた。
以下略



92: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 00:27:26.98 ID:BtC+c+Xt0





以下略



93: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 00:28:53.43 ID:BtC+c+Xt0



夜が過ぎ、朝になったが、島を照らすはずの太陽は、雲の上に眠ったままのようだった。かわりに、シャワーのような豪雨が風に乗って窓を叩いていた。

以下略



94: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 00:31:27.02 ID:BtC+c+Xt0



憐れ、油断が仇となった!

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95: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 00:34:02.94 ID:BtC+c+Xt0
「サザエェェエエエ!!!」

フネは暖炉に飛び込まんばかりだった。慌ててマスオが羽交い締めにして止めた。フネの壊れんばかりの叫びはしばらく続いた。

やがてフネが崩れ落ちると、堪え切れないようにマスオが唸り声を上げた。マスオの、ほんとうの家族は、彼一人を残して皆で先立ってしまった。
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96: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 00:36:45.06 ID:BtC+c+Xt0





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97: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 01:00:08.84 ID:BtC+c+Xt0



波平が見つかったのは、砂浜の、波打ち際だった。

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98: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 01:01:55.24 ID:BtC+c+Xt0



嵐に混じって、ギーギーという音がした。

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99: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/03(火) 01:04:20.79 ID:BtC+c+Xt0





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