過去ログ - 渋谷凛「ハナコに名古屋弁のババアの人格が生まれた」
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5: ◆kXGFzRinFumi[saga]
2016/04/23(土) 04:29:18.64 ID:KHkx5YRL0

「ちょっと待っててね」とハナコに言い私は店の方へと下りていく。

鍵を開けてシャッターをガラガラガラと上げるとプロデューサーが待っていた。

P「おはよう、凛。で...ハナコは?」

凛「ご飯食べてる。まぁとりあえず上がってよ」

P「ああ」

プロデューサーに店の中へと入ってもらい再びシャッターを下ろし、ドアを施錠する。

リビングに戻るとハナコはご飯を食べ終えていてまたテレビを見ていた。

「いかんがね!いかんがね!」と連呼しているので「どうしたの?」と聞くと

どうやら占いで12位だったらしく怒っているらしい。

凛「そんな占いで怒ることないでしょ」

ハナコ「アタシが怒っとるのはそういう理由じゃないわ」

凛「じゃあなんなの」

ハナコ「ラッキーパーソンなんて言われてもアタシにはわからんがね!ラッキードッグも言やぁかぁ!」

凛「...はぁ」

くだらない。と言いかけたところで口を閉ざしプロデューサーの方へ目をやると

プロデューサーは口を大きく開けて呆然としていた。

P「......マジで?」

凛「私だってびっくりだよ」

P「マジでハナコ?」

凛「そうだってば」

まだ状況が呑み込めない様子で目をぱちぱちとさせているプロデューサーに

「なにぃプロデューサーさん来てたんなら言やぁよ!」とハナコは追い打ちをかける。

P「ハナコ...さん?でいいのかな...?」

ハナコ「アタシ以外にどこにハナコがおるって言うの!それにさん付けなんてせんといて!」

P「は、はい。じゃあ、ハナコ...で」

ハナコ「あ、鍵はちゃんとかってきた?かってなかったらちゃっとかってりゃあよ?」

P「は...?」

凛「プロデューサー、今のは施錠してきましたか?してなければ早く施錠してきなさい。って意味だよ」

P「分かるか!!」

凛「私も最近ようやく分かるようになってきたところだよ」

P「この症状はいつから?」

凛「一週間くらい前から」

P「このことをご両親は?」

凛「知ってる」

P「ご両親は何て?」

凛「あんまり気にしてないみたい」

P「これ気にしないってすごいな...」

そう、本当に私の両親は寛大というかなんというか。

でもこの状況に慣れつつある私も異常と言えば異常なんだけれど。



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