過去ログ - 【艦これ】提督「続投しましたけど…」
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639:名無しNIPPER[saga]
2016/10/15(土) 23:34:59.14 ID:y/w32fwe0
提督は迫る兵を見ていた。
駒__いくら装甲と空母が硬かろうと限度はある。
ならば、次は防げないだろう。
彼の頭は冷静に計算していた。
彼らを取り押さえるため艦娘が突っ込んでくる。
何もしなければ詰みだ。
投了なら、出来た。
だが提督はそれを良しとせず、隠し持った信号拳銃を取り出した。

!?

提督の行動は兵たちの理解を超えていた。
その間にも、提督は発砲。銃から照明弾が上がり弾ける。
まばゆい光を受け、命令通り提督の駒が動き出した。

「潜水棲姫!?」

驚愕の声が上がる。
海面から合図通り、潜水棲姫が飛び上がる。
提督はためらいなく、残った右手で装甲と空母の襟を引っ掛け走る。
息ができない、視界が点滅する。
だが、提督は甲板から飛んだ。
そのまま海面に向け、潜水棲姫の艤装目掛けて落ちてゆく。

自由落下から、伸ばさせた潜水の艤装に提督らは着地。
もとい、激突した。
その衝撃と、重たい艦娘を引っ張ったせいかひどく右腕が痛む。
左腕はもう、感覚すらなかった。
だが、それでも提督は海水に塗れながらも命じた。

「離脱する。全力だ」



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