過去ログ - 【モバミリクロス】 双葉杏は、お姫さまになる
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15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:32:27.53 ID:tWX+l71Z0
===幕間劇4.「桃子『先輩』」

 ――杏が出て行った「第二企画室」。

 桃子は読んでいた本を棚に戻すと、杏のいなくなったソファに腰を下ろす、プロデューサーに声をかける。
以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:34:03.26 ID:tWX+l71Z0
 
「なら、デビューするまでの間にはもう二十回もレッスンをする時間が無いって事も、一緒に言ってあげなよ。
 ホント、人の乗せ方がずるいんだから」

「はははっ、まさか俺も、あんなにすんなりと信じてくれるとは思わなくってさぁ。
以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:03.39 ID:tWX+l71Z0

「ホント……そういうところがずるいんだよ」
 
 ポケットから取り出した飴を咥え、プロデューサーが言う。
 
以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/26(火) 20:36:37.31 ID:tWX+l71Z0
ここまで。


19:名無しNIPPER[sage]
2016/04/27(水) 20:52:58.77 ID:cfGC5kSDo
乙期待

ここの先輩は765に巡り会わなかった代わりにPに出会ったのかな


20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:05:29.26 ID:mamu2Aoa0
===13.「アプリコット&ピーチ」

「――でさ、私はまんまと一杯喰わされちゃったってわけ。
 ホント、今からでも時間が巻き戻せるのなら、あの日の私をはっ倒してやりたいところだよ」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:07:13.33 ID:mamu2Aoa0

 今年も残すところ後僅かとなった12月の某日。
 いよいよ、私たちのデビューライブ。その開始時刻が刻々と迫って来ていた。
 
 会場となったのは、街中にあるショッピングモール内に用意されたイベントスペースで、
以下略



22: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:09:36.87 ID:mamu2Aoa0

「杏は、振り付けとか……歌の歌詞もちゃんと覚えてる? 振り付けは多少怪しくたって初めてだからって誤魔化せるけど。
 歌は生歌なんだから、歌詞を忘れて歌が途切れたりしたら、恥ずかしいよ?」

「それなら全然問題ないよ。杏、暗記だけは自信あるし……
以下略



23: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:12:07.96 ID:mamu2Aoa0
 
 周りで作業をする大人達は、誰も彼もが真剣な表情で自分の役割をこなしていた。

 それは、いつもおちゃらけて見えるプロデューサーだって同じ。ここに居るのは、みな「仕事」をしている人間なのだ。
 一人ひとりが、責任を持って、杏達のステージを始められるよう動いている。
以下略



24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:15:46.93 ID:mamu2Aoa0
 

「安心していいよ……失敗する時は、桃子も一緒だから」

 時間が、来た。
以下略



25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/04/30(土) 01:16:13.78 ID:mamu2Aoa0
とりあえずここまで。


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