過去ログ - 優花里「西住殿が逸見殿と付き合い始めました」
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14:以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/26(火) 22:53:07.22 ID:gdnsl3HrO
沙織「そういや、黒森峰と練習試合かあ」

華「前回はフラッグ戦でしたが…殲滅戦となるとやはり黒森峰に分がありそうですね」

優花里「…そうですね。けど、きっと大丈夫ですよ」

多分そんなことは全く思ってはいなかったと思います。黒森峰との試合は多少なりとも心配だったと思いますが何より…前のわたしならここで西住殿やみんながいるし、という受け答えをしていたのでしょう。

みほ「…ねえ、優花里さん」

優花里「…!」ビクッ

みほ「帰り…寄ってくれないかな?」

優花里「あ、あの」

みほ「お願い」

今更つき合う義務などないのですが、そこで断れないのはなぜ、と聞かれると分からないのです。
きっと今でも、その答えは分かりません。

優花里「あの…なん、ですか?」

みほ「来週…練習試合が終わった後に…告白、したいの。」

ああ。やっぱり。

優花里「頑張ってくださいね。応援してます」

みほ「そこで…付いてきてほしくって」

は?

みほ「あ、いやその!付いてくるといっても、そばで見てくれてるだけでいいの!エリカさんの見えないところで…」

優花里「…わたしがついていって何が変わるんですか?」

みほ「優花里が側にいると、勇気が湧いてくる気がして…お願い!」

ああ。そうか。この人はわたしのことを友達として見てるんだった。叶わぬ恋なのは分かってたけど、まだ心の底で期待してたところはあったのかもしれない。それが崩れてきたのは今日、黒森峰の練習試合を聞いた時だ。

それが今、完全に崩れた音がした。

優花里「…わかりました。お供させて…頂きますね」

違う。わたしの言いたいことはこんなことじゃない。

みほ「ほんとに!?ありがとう、優花里さん!」

違うんです。待ってください。

優花里「西住殿のためですから」

わたしは…あなたのことが…。

みほ「じゃあ、今日は帰るね!ごめんね、時間取らせちゃって…」

優花里「ええ、お疲れ様でした。西住殿」


好きなのに。




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