過去ログ - 優花里「西住殿が逸見殿と付き合い始めました」
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以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]
2016/04/28(木) 21:08:30.98 ID:BhHPPyJPO
優花里「に、にしずみ、どの」
みほ「本当に…本当に心配したんだよ…?」
優花里「西住殿…」
「違う」
「優花里、目を覚ませ」
声が聞こえる…だれの、声?
沙織「…ゆかりん?ど、どうしたの?」
「目を覚ませ。この女は、お前を…」
優花里「や…やめてっ…」
みほ「ゆ、優花里さん!?」
「本心ではどうとも思っちゃいない、お前を裏切った女なんだよ」
優花里「おええええええっ…」
沙織「わわっ!ゆかりん!ゆかりん!!」
みほ「だ…だれかっ!看護師さん!!」
どうして…。
わたし、自分で自分を傷つけてるんだろう…。
優花里「…」
しばらく吐いて泣き叫んだ後、また目をさますと同じ場所でしたが今度は夜でした。手鏡が側の机に置いてあったのでふと、自分の顔を見ていると、まるで痩せこけた別人でした。
優花里「もう…吐く、ものがないですね…」
コンコン
みほ「…優花里さん…入っても…いい、かな?」
断りたかったのですがわたしにはある程度気持ちの整理がついていました。それが出来てるかの確認のためにも、了解を出します。
優花里「…どうぞ」
みほ「お邪魔、するね」
西住殿を中に入れて椅子に掛けさせます。
みほ「…優花里さん。もしかして、原因はわたしにあったりするのかな…?」
優花里「…なぜ、そう思うのですか」
みほ「だ、だって、エリカさんの話をし始めたその日から窶れてきたから…」
その通りです、とは言えないので適当に誤魔化す事にします。
優花里「そんなことないですよ。たまたま具合が悪くなった日と重なっただけです」
正直もう自分の中ではどうでもいい、と諦めが付いているのだと思います。叶わない恋でこんなに苦しまされるのなら、わたしはきっぱりと諦めてやろうと。
みほ「…それなら、いいの。ごめんね?変なこと言っちゃって」
そう言うと西住殿は少し微笑みまた話し始めました。
みほ「わたしね、エリカさんの告白、上手くいったんだ」
優花里「そうですか。良かったですね、西住殿」
作り笑いは出来ているだろうか少し心配になりましたが、なんとか笑みを作って誤魔化しました。
みほ「それでね、…優花里さんにも応援してほしいなって思って…」
これ以上この人は何をわたしに求めるのだろう。あなたが原因なんだとはっきり言えればいいのですがそうは行きません。わたしのこれからこの人に対する選択で今後の戦車道が決まるのですから…。
みほ「エリカさんのこととか、いろいろこれからも相談に乗ってほしくって…」
ああ死にたい。気づいて欲しい。
優花里「……いいですよ。ほら、今日はもう遅いので帰ったほうがいいですよ」
みほ「う、うん、じゃあね。お大事に、優花里さん!」
優花里「どうして…どうして、気づいてくれないの…?」
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