52: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 01:52:40.78 ID:rnj0xVuy0
ダクトにケミカルライトを入れるのを止め、触手が追ってこないように音も静かにして移動、放浪者自身が指定した時間ギリギリで、彼等はロビーにたどり着くことができた。
井門が例の奴かと質問し、放浪者達はわかった範囲の情報を他のメンバーに伝える。
「じゃあ、そろそろ夕暮れですから、戻った方がいいですかねぇ?」
外は西切の指摘のとおり、日が傾いている。もし、夜型のミュータントで今が活発でないだけなら、これから襲い掛かってくる可能性は十分にある。
率先して処理すればいいのかもしれないが、ダクトに入っていることで、見えているのは触手だけ。一撃で倒せる目処がないなら、このまま処理しようとするのは相手を怒らせ、危険性を増すだけの行為にしかならない。
危険を負ってまですべきことは、この施設にはない。必要なら、明かりが苦手と判明した今、また日が出ている時に訪れればいい。放浪者はそう判断し、メンバーに今日はもう、これで探索を終える旨を伝え、全員でロビーから病院を後にした。
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