3: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:13:48.15 ID:SVTkSqQb0
荒野に囲まれたこのだだっ広い自社飛行場の片隅で、誘導員の“回せ”という指示に従い、作業員が慌ただしく機体に取りつく。
4: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:14:32.09 ID:SVTkSqQb0
『ねぇ……怖いよ』
5: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:15:19.79 ID:SVTkSqQb0
薄雲が、あっという間に眼前まで迫る。
6: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:15:57.53 ID:SVTkSqQb0
………………
…………
7: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:16:33.62 ID:SVTkSqQb0
『ごめんね』
8: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:17:26.45 ID:SVTkSqQb0
時は流れ、1944年6月26日。
9: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:18:16.66 ID:SVTkSqQb0
バブルキャノピーの前面で、アメリカンクラッカーのようにはためく異形のプロペラ。
10: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:20:15.60 ID:SVTkSqQb0
陽の光を遮るものはなく、頭を覆う丸い飛行帽には熱がこもっていた。
11: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:21:29.26 ID:SVTkSqQb0
グースの群れを、はるか眼下に望む。
12: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/04/28(木) 23:22:35.89 ID:SVTkSqQb0
「まったく、最高だ」
38Res/16.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。