過去ログ - 仁奈「人間の気持ちになるですよ」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:03:56.93 ID:jhmwS9ds0

「美優、どうかしたのか?」

事務所の中でハンカチで口を押えた私を見て、プロデューサーさんは心配そうに声をかけてくれた。
初めは何もないと言い張っていた私だったが、あまりにも様子がおかしいためか何度もプロデューサーさんは理由を尋ねてくれた。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:04:41.33 ID:jhmwS9ds0
※ミス


「美優、どうかしたのか?」

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:06:33.57 ID:jhmwS9ds0

しばらくして、少し落ち着いたころ、またプロデューサーさんは私に話しかけてきた。

「大丈夫か? 気分、悪くないか?」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:08:02.44 ID:jhmwS9ds0

「……」

今日は事務所には誰もいなかった。
シンと静まり返った部屋で、私はまた今朝のことを思い出していた。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:10:44.69 ID:jhmwS9ds0

「美優おねーさん? どうかしたでごぜーますか?」

そんなとき、一人の女の子が私に話しかけてきた。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:11:43.14 ID:jhmwS9ds0

「仁奈ちゃんが傍にいてくれるだけで……私は嬉しい」

心底気持ちよさそうに仁奈ちゃんは目を細めた。

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:12:37.00 ID:jhmwS9ds0

そんなとき、仁奈ちゃんの着ていた着ぐるみの頭がズレて、その髪の毛が顔を出した。
ふわふわとした髪の毛を見て少しだけ羨ましいなと感じていた私は、くしくしと髪を梳く最中でふとした違和感を覚えた。

「……?」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 00:13:20.04 ID:9W5BvePno
あぁ…


10:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:13:37.61 ID:jhmwS9ds0

「仁奈、美優。もう夕方だぞ」

誰かの声がして、私ははっと意識を取り戻す。
慌ててきょろきょろと周りを見渡すと、すぐ目の前に私と膝の上で眠る仁奈ちゃんを見下ろすプロデューサーさんが立っていた。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:15:18.67 ID:jhmwS9ds0

「本当ですね……どんな夢を見ているんでしょうか……」

「きっと美優と二人でどこかに行ってるんだろう」

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:16:11.81 ID:jhmwS9ds0

「ありがとうございます」

そう感じ取った私は深々と頭を下げる。

以下略



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