過去ログ - 仁奈「人間の気持ちになるですよ」
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79:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 02:04:15.80 ID:v2UzWUGio
ここでかよ…
おつ
80:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 02:12:49.41 ID:CTq3+OTs0
あと少しか....乙
81:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 08:04:42.89 ID:exrZ9T54o
引っ張るなww 乙
82:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:29:28.96 ID:WUniQ4aR0
「……美優」
ぼそりと声が聞こえた。重く沈み切った空気が耳から伝わってくるかのようだった。
それはいつものプロデューサーの声とはかけ離れていて、思わずぐっと息をのんだ。
83:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:32:44.89 ID:WUniQ4aR0
「今、どこにいるんだ――?」
「もうすぐ……いつもの部屋に着きます」
84:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:36:34.70 ID:WUniQ4aR0
引き返そうか、とも考えた。
けれどプロデューサーさんの意図も分からないまま引き返していいのだろうか。
「……話だけでも聞かないと」
85:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:46:30.00 ID:WUniQ4aR0
「ふぅ……」
気持ちを落ち着かせようと小さく息を吐く。
暗闇は依然として私の心を不安で埋めようと様子を伺っていた。
86:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:51:16.17 ID:WUniQ4aR0
「……」
暗闇の中に一人でいるという恐怖は、孤独という寂しさを際立たせるからなのだろうか。
落ち着かない気持ちを和らげようと、私は近くにあった椅子に座った。
87:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:55:02.10 ID:WUniQ4aR0
じっとその扉を眺めていた矢先。
どこからかガタン、ガタンと大きな音が鳴り響いた。
びくりと肩を震わせると、その音がちょうど私が入ってきた扉の向こうから聞こえたこともあり、何が起きたのか確かめようと席を立とうとした――そのときだった。
88:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:57:28.51 ID:WUniQ4aR0
「はい、もしもし……」
通話ボタンを押した私は、スマホを耳に押し当てる。
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