34:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 03:11:00.46 ID:9m6JgBtPO
 結衣「この橋って歩道と車道が完全に分かれてるんだね」 
  
 八幡「そもそも造られた時期が違うしな。歩道が最初に出来たのは明治で、車道は東京オリンピックに合わせて造られた。その記念なのか、ヨットハーバーの方に聖火台があるぞ」 
  
 結衣「へー。あ、船の乗り場があるよ」 
  
 八幡「ああ。岩屋洞窟の近くとここを往復しているんだ。天気が悪いと運航してないが、今日はやってるな。帰りはこれに乗ってここまで戻ろう」 
  
 大志「岩屋だけ行くならこれに乗れば良かったんすね…………すんません、俺らがいるせいで歩かせることになっちゃって」 
  
 小町「気にしないでいいよ大志くん。だいたいお兄ちゃんは普段動かないんだからこういう時にしっかり歩かせないと」 
  
 八幡「それには完全同意だが、そのフォローは俺自身が入れるべきものだからな?」 
  
 八幡(やがて橋を渡り終わり、江ノ島観光案内所や青銅の鳥居が見えてくる。店もすでに開店しているようだ) 
  
 八幡「さすがに全部見て回ると時間かかりすぎるし、体力持たないからな。メインの江ノ島神社だけお参りして岩屋に向かうぞ。興味を持ったら個人的にまた来るなり調べるなりしてくれ」 
  
 沙希「あたし江ノ島って全然詳しくないんだけど、今日回るつもりがないのってどんなのがあるの?」 
  
 八幡「近いとこでは児玉源太郎を祀ってる児玉神社かな。あと中央あたりにサムエル・コッキング苑やここからも見えるあの展望台なんかがある」 
  
 雪乃「児玉源太郎って、あの日露戦争で活躍したと言われている人かしら?」 
  
 八幡「そうだ、よく知ってんな。勝運の神様とも言われ、台湾総督を務めたことから社殿や鳥居、狛犬も台湾から贈られたヒノキや石が使われてるぞ」 
  
 大志「…………そこの案内所でパンフレットでも貰おうと思ってましたけど、お兄さんいたら必要なさそうっすね」 
  
 八幡「いや、せっかくだから貰っとけよ。記念にもなるだろ」 
  
 八幡(俺が促すと大志は人数分のパンフレットを貰ってきた。それを受け取り、青銅の鳥居を潜る) 
  
 八幡「ここからは食事処と土産物の店が立ち並ぶ。食いたいものや買いたいものあったら買う時間くらいはあるぞ」 
  
 大志「なんか名物とかあるんすか?」 
  
 八幡「しらすとかの海の幸がメジャーだががっつり食うのもあれだしな…………たこせんべいとかどうだ?」 
  
 結衣「あ、テレビで見たことある! 食べてみたい!」 
  
 八幡「んじゃそれ食うか。ちょっと上がったとこに出来立て食える店があるから。土産はよく考えて買えよ。御守りとかなら神社の方がいいし、午後は大仏とかも行くからな」 
  
 雪乃「先に買うと荷物になるし、迷うわね…………」 
  
 八幡「ま、その辺は個人の判断だ」 
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