過去ログ - P「伊織のおでこが広くなっているって!?」
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8: ◆66FsS2TZ4lNJ[ saga]
2016/05/05(木) 23:33:23.53 ID:YfyBLfgN0
〜〜

伊織「皆〜元気〜?」

私がステージに立った瞬間、会場が一体となる。

私はこの感覚が好きだった。

最初は自分が支配しているところが、今は私をアイドルとして認めてくれていると感じるから。

でも、今私たちがこの人たちに見せているのは偽りの姿。ファンの人は私を信じてくれているのに、だ。

伊織「一曲目は、ロイヤルストレートフラッシュ!」

歌も、ダンスも本物なのに、私の姿だけは偽物。

本当にそれでいいんだろうか?

私の引退ライブということで今日は今までとは比べ物にならないほど大きな会場で、今まで以上に衆目にさらされている。

期待と羨望と憧憬。

苦しい、辛い、解放されたい。

罪悪感に苛まれながらも私が得たトップアイドルの称号は本当に価値のあるものなのだろうか?

こんな思いを抱えてまで頑張った意味はあるのだろうか?

最後まで迷っていた。

下手をすれば水瀬家、765プロの信用をどん底まで落としかねない。

でも、さっき決めた。

私が辛い時は黙ってオレンジジュースをくれて、心が折れそうなときは近くにいてくれて抱きしめてくれた、一人の男。

漫画のキャラでも最近は言いそうにない臭い言葉、でも私が一番欲しかった言葉。

この私が信頼してあげるんだから、私に一生尽くしなさいよね。

じゃないと、承知しないんだから。

じゃないと・・・。




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