過去ログ - 岡崎泰葉「またひとつ、花は咲く」
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13: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:27:03.88 ID:zuGZt37lO

「――それじゃ、私たち次の駅だから」

「あー……立ってるの疲れたぁ。李衣菜、おんぶ」

以下略



14: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:29:38.71 ID:zuGZt37lO

これはもう、いつものこと。お別れは必ずやってくる。


でも、不思議と寂しくはない。
以下略



15: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:32:36.00 ID:zuGZt37lO


―――


以下略



16: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:35:08.57 ID:zuGZt37lO

ぷしゅ、と、電車が止まる。2人が振り向く。



以下略



17: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:37:01.80 ID:zuGZt37lO

――ドア越しに手を振ってくれている。


私も小さく振り返し、離れていく親友たちの顔を見つめた。
以下略



18: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:39:55.89 ID:zuGZt37lO

携帯を取り出し、ロックを解除する。


待ち受け画面には、ライブの後に撮った写真が表示されていた。
以下略



19: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:41:29.13 ID:zuGZt37lO


―――


以下略



20: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:43:18.72 ID:zuGZt37lO

もう、無理かな。


いい加減私にも消費期限が来る頃。むしろ、こんな小娘がよく10年も芸能界に身を置けたものだ。
以下略



21: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:45:37.66 ID:zuGZt37lO

私はなにがしたかったの?


なんのために、誰のためにお仕事を頑張ってたんだっけ?
以下略



22: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:48:41.96 ID:zuGZt37lO

――改札を通り駅を出て、てくてくと夜道を歩く。


ひと気もなく、いつもなら頼りない街灯がちらちらと照らすだけの静かな道。
以下略



23: ◆5F5enKB7wjS6[saga]
2016/05/07(土) 13:51:15.84 ID:zuGZt37lO

歩道橋を渡る。もうすぐお家。


より一層夜空に近づけた気がして、ふと橋の途中で足を止めた。
以下略



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