過去ログ - 渋谷凛「ハナコの散歩に付き合ってよ」モバP「いいよ」
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1: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:11:13.97 ID:2l/nmEEG0

あるよく晴れた日。

俺は仕事を終えた凛を自宅へと送り届けた。

そうして「それじゃあまた明日」と別れようとしたところに、

凛が愛犬との散歩に同行してほしいと言ったので

俺は二つ返事で了承した。

彼女は俺の返事を聞くとくるりと振り返り愛犬に声を投げる。

「やっちゃえハナコ!」

彼女の声に応じてハナコと呼ばれたヨークシャテリアは発光を始める。

その輝きがピークに達し、次第に収束していった後に“それ”は顕現した。

黒い体毛に覆われ筋骨隆々。

四足で大地を捉えたナックルウォーキングと呼ばれる歩行方法。

・・・・・・間違いない。コイツはゴリラだ。


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2:名無しNIPPER[sage]
2016/05/15(日) 23:12:00.01 ID:7BUJ3y+y0
ゴレイヌかな?


3: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:14:06.08 ID:2l/nmEEG0

一瞬のことだった。

ハナコの太く強靭な腕が俺の目の前を通り過ぎ、その後遅れて風圧がやってくる。

以下略



4: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:15:25.05 ID:2l/nmEEG0

「来いよ、ハナコ。遊んでやる」

俺がそう言うとハナコは強靭な四肢を活かした爆発的な推進力を以て突進を行う。

以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2016/05/15(日) 23:16:41.47 ID:5cnVcyoK0
散歩とは一体…


6: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:17:13.53 ID:2l/nmEEG0

そう。回避“は”可能だ。

それだけの話である。

以下略



7: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:18:10.65 ID:2l/nmEEG0

俺がハナコの攻撃の回避を開始してからどれほどの時が流れたのだろうか。

何度ヤツの拳を回避しただろうか。

以下略



8: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:18:37.68 ID:2l/nmEEG0

怒りに身を任せた攻撃ほど読み易いものはなく、最小限の動きでの回避が可能となる。

それは、繰り返せば繰り返すほど頭に血が上る負のスパイラルを完成させ、自らを底なし沼へと沈めていく。

以下略



9: ◆kXGFzRinFumi[saga sage]
2016/05/15(日) 23:19:07.59 ID:2l/nmEEG0

空気を肺いっぱいに溜めて

ネクタイを首からするするとほどき腕へと巻きつける。

以下略



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