過去ログ - 心「シュガー」ありす「ロリ」比奈「ポップ」
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:06:13.31 ID:gduZD5cu0

「何々、そんな顔して」

「……あんまり信じてないので」

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:11:04.29 ID:gduZD5cu0

「んじゃ、まあ本題に入りますか」

「……」

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:13:46.74 ID:gduZD5cu0

「あの……本題は」

「あ、喋った! はい、ありすちゃんの負け!」

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:15:41.06 ID:gduZD5cu0

「えっと、ユニット……ですか?」

「そうそう、ユニット」

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:25:27.34 ID:gduZD5cu0

「346プロは大きなアイドル事務所だから、ソロで活動するにはある程度のバックグラウンドが必要になるわけだよ。あ、経験値とかって意味ね。アイドルたるもの、実績はその人の財産になるんだ」


突然、プロデューサーは真面目な顔つきで私の方を眺めました。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:33:09.69 ID:gduZD5cu0

「オーディションで篩にかけたアイドルを、さらに篩にかけるなんて、あまりにも非人道的な行為だ! と俺は思うね。アイドルなんて、時の運みたいなものもあるわけだからさ、売れる時期だってあるし、売れない時期もあるんだよ。その子が最大限に輝く、そんな時期に合わせてプロデュースできるなんて都合のいい展開って普通あると思う?」

「えっと――」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:37:49.11 ID:gduZD5cu0

「アイドルに夢焦がれて入ってきた女の子に対して、現実を突きつけることになるけどさ」

「まあ、アイドル事務所なんてそんなもんなんだよ。中身は結局は競争の世界でしかない。その中で勝ち残るために何が出来るかを模索するのが、まあ俺みたいなプロデューサーの役目ってわけ」

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:38:36.60 ID:gduZD5cu0

「うん――えーっと、なんだっけ。あ、そうそうユニットの話か」

「君は、ユニットとしてこれから活動することになる。俺がプロデュースするアイドルユニット、としてね」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:43:27.90 ID:gduZD5cu0

私は今、きっと『アイドル』としての分岐点に立たされているのでしょう。
この人は、このプロデューサーは『私』という人間を試している。

――アイドルになるということを、本当に分かっているのかと。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:51:45.25 ID:gduZD5cu0


「その答えは、まだ分かりません――ただ、私はやり遂げるという”意志”はここに持ってきたつもりです」


以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/05/20(金) 01:56:58.25 ID:gduZD5cu0

しばし沈黙が流れました。
無理もありません、あんな生意気なことを初対面の相手から言われれば、黙ってしまうものでしょう。

自分の気持ちを正直に吐露したことに、若干の後悔が芽生えたころ――目の前に立っていたプロデューサーは私の肩を強くつかみました。
以下略



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