30: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/05/20(金) 06:52:39.91 ID:ikJ/yLc+0
  
  
  
  
 もっとも、貧乏で奨学金を借りることにも抵抗のあった私は、大学まで進むつもりはなかった。 
 そのために私は就職を見越して、地元のごく一般的な公立高校への入学を決める。 
  
  
 だがここに来て、私がそれまで押し殺してきた心が再び芽吹くこととなろうとは。 
  
 忘れもしない出会いだった。 
 彼女はクラスのマドンナではなかったが、隣り合う机のウマの合う女の子だ。 
 会話下手となってしまった私に対しても、彼女は気さくに話しかけてくれた。 
  
 単純な動機だが、私はそれが嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。 
  
  
  
  
  
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