過去ログ - 美城常務、スカウトされる! の巻
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10:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:09:54.12 ID:uYB9g/Mfo
そんな私に対し、武内君は少し困った様に顔を背けながら口を開いた

武内P「気を悪くされるかも知れませんが、先程の……」

武内P「迷子のお子さんをあやすところを拝見しておりました」

「……えっ?」

「見てたのか?」

武内P「は、はい。すみません」

「……」

そうか…… 見られていたのか

確かに私は、ここで彼に出会う前、とある子供に声を掛けた

その子供は街中に有る自販機の前に座り込み、泣いていた
チラチラと遠巻きに見ながらも、そのまま通り過ぎて行く不甲斐ない木偶の坊共に若干の怒りを憶えつつ

私は声を掛けた

怖がらせぬよう、胸に憶えた怒りを彼方に追い遣り、優しく穏やかに

それからどうにか泣き止ませて事情を訊けば、なんの事はない、単なる迷子
親とはぐれ転々と親を探し歩いたものの、疲れ果て自販機の前で泣き出してしまったというわけだ

幸いその子の鞄には保護者の連絡先が書かれたキーホルダーが付けられおり
その連絡先に電話を入れ、親が迎えに来るまでの少しの間、相手をしていただけで終わった

ただそれだけの話なのだが

うーむ…… 微笑み……?


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