過去ログ - 美城常務、スカウトされる! の巻
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2016/05/20(金) 19:51:07.38 ID:HKWhUDtFo
 それからも 
  
 事務所に来るアイドルを片っ端から取っ捕まえては事情を説明し 
  
 美城「こんなところか」 
42:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:51:45.74 ID:HKWhUDtFo
 公園 
  
  
 美城「態々すいません、少しお話がしたかったもので」 
  
43:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:52:22.61 ID:HKWhUDtFo
 ……いや、無いな 
  
 やはり、彼女達にはそのままでいて欲しい…… というか、そのままでいられる様にするのが私の仕事だろう 
  
 武内P「そうですか」 
44:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:54:22.61 ID:HKWhUDtFo
 美城「……ふふっ」 
  
 武内P「!?」 
  
 美城「あっ、申し訳ありません」 
45:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:54:58.20 ID:HKWhUDtFo
 美城「……一つ、訊いても?」 
  
 武内P「え、あ、はい。なんなりと」 
  
 美城「どうして…… 武内さんはプロデューサーをしてらっしゃるんですか……?」 
46:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:55:56.38 ID:HKWhUDtFo
 武内P「アイドルのプロデューサーと、レーシングチームのチームスタッフは、業種は違えど似通っていると、私はそう思っています」 
  
 美城「……へっ?」 
  
 武内P「アイドルのプロデューサー同様、レーシングチームのチームスタッフもまた」 
47:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:56:57.52 ID:HKWhUDtFo
 武内P「ですので、どんなに力を尽くそうとも、どんなに背中を押そうとも、詰まるところ彼らは裏方であり」 
  
 武内P「決して、表彰台に立つ事も」 
  
 武内P「トロフィーを掲げる事も有りません」 
48:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:57:31.50 ID:HKWhUDtFo
 美城「……それは、君も同じだと?」 
  
 武内P「……はい」 
  
 武内P「今までは、プロデューサーという存在は、アイドル自身の為にその職務を全うする者だと考え」 
49:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:58:20.17 ID:HKWhUDtFo
 美城「……それが貴方の情熱の源泉であり、プロデューサーをしている理由?」 
  
 武内P「はい。余りにも利己的で恐縮ですが」 
  
 美城「……いえ、武内さんがなんと思おうとも」 
50:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:59:03.00 ID:HKWhUDtFo
 武内P「……申し訳ない事をしてしまいました」 
  
 武内P「自分の事ばかり、長々と話してしまって」 
  
 美城「いえ、お訊きしたのは私の方ですから」 
51:名無しNIPPER
2016/05/20(金) 19:59:41.12 ID:HKWhUDtFo
 武内P「……えっ?」 
  
 美城「どうなんですか?」 
  
 武内P「あ、は、はい」 
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