9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/20(金) 07:47:49.43 ID:nKNVkMal0
ときどき私が表に出すこの発想の豊かさは、誰にだって負けない。
今となっては、そんな自負が心のどこかにあるように思う。
あくまでそれは、なるべく自覚的にやっていることなんだけど。
ただ、そういう意識は誰かに制されればいともたやすく追いやられてしまう。
事実、この雲への微かな憧憬も私自身、いつの間にかアルバムの1ページとして押し込めてしまっていた。
そんな私とは正反対なあかり。
道端の鳩を、無心で追ってみたり。
池に棲む鯉を眺めて、一緒に泳ぎたいと口走ったり。
野良犬を見た次の瞬間には抱きかかえたり。
しかもその犬を見て、飼ってみたいなぁ……なんて呟いたり。
私にないその感性は、どんなときでも自然と表に出てくるもの。
あかりがくもへの憧れを自分から、そう簡単に思い出に留まらせる想像はつかない。
でもそれだけに、周りの心ない言葉のせいで抑圧されることがあったかもしれない。
だとすればあかりの中では、思い出どころかゴミ箱に捨て去られてしまっているんじゃないか。
あかりが持つ、大切なものの1つが。
私の好きなあかりのいいところの、その1つが。
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