25:名無しNIPPER[saga]
2016/05/22(日) 12:53:23.45 ID:cJnO2bq10
「なにかあれば彼を頼りなさい」
実家の工房で、こちらを振り返ることなく作業を続けながら言ったおじいちゃんの言葉は、私だけじゃなく、Pさんも認められているんだってわかってすごく嬉しかったけど、頑固が地面に根を張っているような人をどうやって説得したんだろう。
Pさんは少し軽いなっておもう部分はあるけど、中心にある幹はすごく誠実で、真面目で。
だから最終的にこうなるって信じていたから、この結果に異論も疑問もない。
ただ、私が知る限り、Pさんが岡山に行ったのは二年前だけ。
電話で、というのは考えにくくて、家族が東京に来たときも、おじいちゃんは岡山から出てこなかった。
Pさんに聞いても、はぐらかしているのか、それともふざけているのか、返事はいつも通りの、魔法使いだからって。
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