過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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188: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:40:46.16 ID:FNh+H8Zv0

――残り4分

八幡「しかし、けっこうひでぇな、この傷。階段からでも落ちたのか」

雪乃「いえ。そ、その……」

八幡「どうした?」

雪乃「転んだところに、か、亀の子だわしがあって……」

八幡「へっ? 亀の子だわし?」

 素っ頓狂なワードが出てきて、思わずおうむ返しになってしまった。それから、ふつふつと笑いがこみあげてきて、つい吹きだしてしまう。

八幡「ぷ、ぷくく、か、亀の子だわしっておまえ、くく」

雪乃「そ、そんな笑わなくたっていいじゃない。わ、わたしだって好きで転んだんじゃないもの」

 雪ノ下が必死になって抗弁するが、話題が話題なので、なんの凄みもない。
 ふと笑った拍子に顔を上げると、思いのほか雪ノ下の顔が近くにあった。笑われて恥ずかしいのか、雪ノ下の頬は紅潮している。ノーメイクかと思ったていたが、意外とチークとか入れてんだな。

雪乃「ひ、比企谷くん……」

 彼女の声に、ハッと我に返り、顔を伏せた。

八幡「わるい……」

 ばつがわるいせいか、少しぶっきらぼうに答えた。やばいな。好きな子がいるのに、思わず見とれてしまった。いや、俺は浮気性の男にはならんぞ。




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