過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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32: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:09:59.16 ID:ZGeaKk6G0
娘「えっ!? ……いやいや、まさか――」

陽乃「嘘だと思うなら、自分の写真を見てみなよ」

 そう言われて、私は慌てて自分のタブレットを起動して家族写真を開きます。すると、そこにあったはずの自分の頭が消えかかっていました。

娘「わ、私の顔が消えてる……!」

陽乃「お父さんとお母さんが結婚しないなら、子供たちも生まれるはずがないからね。やがては娘ちゃんの体も消えていくかも」

娘「そ、そんな!? どうして」

陽乃「私も調べてみたんだ。すると実は、今日の昼間にお父さんは転んで怪我をするはずだったんだ」

陽乃「その後、お父さんの怪我をお母さんが手当することで二人の距離は縮まって、間もなく付き合うことになるはずだったんだよ」

陽乃「でも今日、お父さんは怪我をしなかったよね」

娘「……あっ!」

 そうでした。私が下敷きになったおかげで、お父さんは怪我をしていませんでした。

陽乃「そしてさらに残念なことに、お父さんは助けてくれたキミにゾッコンになってしまったみたい」

娘「うわぁ……ヘビーです……」

陽乃「ドン引きしている場合じゃないよ! このままだと君のお父さんはお母さんと付き合わないから、娘ちゃんが生まれることもない」

陽乃「そうなると、娘ちゃんは未来に戻ってこられないんだよ」

娘「え、そうなんですか!?」



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