過去ログ - 亜美「遠く離れてしまっても」
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21:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:45:53.96 ID:grmWURQOO

亜美「ねえ、やめるっていつ? まさか今すぐじゃないよね?」

真美「一応、来年の春で活動に区切りをつけるつもり。三年生になったら勉強に専念したいから」

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:48:01.16 ID:grmWURQOO

真美「ごめんね、亜美。報告が遅くなっちゃって」

亜美「……兄ちゃんとか社長には? なんて説明するのさ」

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:49:34.67 ID:grmWURQOO
ーーーーーーーー

事務所では、兄ちゃんが出迎えてくれた。

P「おはよう、待ってたぞ」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:54:53.55 ID:grmWURQOO

竜宮小町が解散した後、私と真美は二人でユニットを組んだ。

双子アイドルというのが珍しいものだったのか、それともそれまでの知名度のおかげか、私たちのユニットは加速的に売れていった。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:56:31.85 ID:grmWURQOO

真美「それじゃ行ってきまーす」

P「帰りは20時頃になると思いますんで、音無さんは終わったら上がっちゃってください」

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 19:59:31.46 ID:grmWURQOO

「……あーみー、こんなとこで寝てたら風邪引くよー?」

優しいトーンの声と肩を揺すられる感覚で目が覚めた。

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:01:30.96 ID:grmWURQOO

ピヨちゃんとやよいっちが帰ってしまい、事務所には私一人が残された。

しんと静まり返った事務所はなんだか広く感じて、少し寂しくなった。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:03:23.22 ID:grmWURQOO

給湯室の戸棚には、お茶っ葉、インスタントコーヒーに紅茶の葉っぱがそれぞれ少しずつ。

冷蔵庫には目ぼしいものは特に見当たらない。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:06:35.58 ID:grmWURQOO

戸棚をざっと眺めて、私はなんとなく思いつきでコーヒーを飲んでみる事にした。

実は私はコーヒーをまだ飲んだ事がないので、これが初体験になる。

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:09:06.08 ID:grmWURQOO

カップから湯気を立てるコーヒーを見ていて、ふと、今の私と真美には様々な違いがある事に改めて気がついた。

まず、真美は家のために……かどうかは分からないけど、アイドルをやめるつもりだ。

以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:10:44.91 ID:grmWURQOO

私はなんだか、真美が手の届かない遠くへ行ってしまったような気がした。

こんなこと気づかなければよかった。

以下略



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