11:墓堀人[saga]
2016/05/23(月) 10:48:48.82 ID:QQKHlK4R0
そのままの姿勢で2秒、3秒、4秒後には私は笑っていた。
「ぷっ…あははっ、ごめんなさい。冗談よ、冗談」
彼の顔があんまりにもおかしかったから、私の方が耐え切れず吹き出してしまった。
まだ誰にも試した事は無かったけれど、クラスの男子に同じことをしてみてもきっと同じリアクションをとるだろう。
そう思えるほど彼の顔を可愛らしいと思った。
「なっ…お前なぁ…大人をからかうなよ……全く…」
「人をバカ呼ばわりした罰」
「うっ…」
彼の反応に満足した私は、彼に背を向けて鞄を手に取る。
その中の着替えを取り出しながら、肩越しに追い討ちをかけた。
「それじゃあ、私着替えるから……それとも手伝ってくれる?」
表情は見えないが確認するまでもない。
彼の困惑を背中越しに感じつつ、衣装のボタンを外し始める。
97Res/55.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。