39:墓堀人[saga]
2016/05/23(月) 11:50:58.43 ID:QQKHlK4R0
そもそもアイドルなのに恋をしようというのが馬鹿げていたのかもしれない。
まだ確固たる地位も確立していない私じゃ、ちょっとしたスキャンダルであっという間に引退だ。
それでもそんな現実から目を逸らし、甘い幻想を追いかけたのは紛れもない事実である。
本当に私は子供だ。現実を見ず、将来を自分の都合に合わせて思い描くおバカな子供でしかなかったのだ。
どんなに綺麗に取り繕い、周りからどんなにおだてられても、結局性根は変わらない。変れない。
それを気づいてもらえた気がした。
たったそれだけの事だったのに。
いつまで歩こう。どこまで行ったら自宅へ帰ろうか。
今は帰りたく無い。
今はまだ…
「あれ?奏ちゃん?速水奏ちゃんだよね?」
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