67:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:11:45.88 ID:t9Ps2uM50
「大丈夫よ、その日以来連絡すらとってないんだから」
「そうなのか…?ならいいんだが…」
68:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:12:31.84 ID:t9Ps2uM50
「……その…男遊びはほどほどにしてくれ、お互いのためにも」
69:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:13:21.60 ID:t9Ps2uM50
70:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:14:50.80 ID:t9Ps2uM50
「否定はしないわ。未成年でラブホテルに入るなんて尻軽のする事だもの」
「そこまでは言わないが…」
71:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:15:28.05 ID:t9Ps2uM50
私の馬鹿馬鹿しい提案は、彼の怒りに火をつけた。
「奏!お前ふざけるのもいい加減に…!」
72:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:16:12.62 ID:t9Ps2uM50
私は馬鹿だ。
勝手に恋して、勝手に振られただけなのに、全部彼のせいにしてワガママを言っているに過ぎない。
73:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:17:12.02 ID:t9Ps2uM50
そっと目を閉じた私は、顎を上げて身体を預けた。
彼の温もりが柔らかい速度で私の体温と混じる。
74:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:17:49.29 ID:t9Ps2uM50
私の肩に手が触れて、私は震える。
けれども次の瞬間に、その温もりは切り離された。
75:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:18:30.85 ID:t9Ps2uM50
「そう……そうよね」
冷たい虚空へと放り出された私の心は、深い深い青へと色を変えていく。
76:墓堀人[saga]
2016/05/24(火) 02:19:32.94 ID:t9Ps2uM50
「反省しているのは本当よ………けど今は…一人にしてくれないかしら」
「……ああ、分かった。今後のことは方針が決まり次第報告する」
「ええ、お願い…」
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