過去ログ - 【キズナイーバーSS】 「仄かに薄れて消えるる私は」
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37: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:21:33.25 ID:9SK5qk81o

 温かい息遣いがここにはあって、その周囲にあるもの、この部屋は、一丸となって私たち二人の様子をしずしずと見守っていた。

 二人きり。

 私は幸せだった。 胸が痛いくらい。 

 心臓が叫んでいた。こんな幸せがあるだなんて。今日まで何度も何度もそう思った。

 けれど、満足できない私もいた。

 もっと、もっと欲しい。

 飲めば飲むほど喉が渇く。

 まるでそんな状態だった。



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