過去ログ - 【キズナイーバーSS】 「仄かに薄れて消えるる私は」
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27:名無しNIPPER[sage]
2016/05/30(月) 14:48:55.51 ID:kRZhxR9yo
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28: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:02:00.05 ID:9SK5qk81o

 4

 「あ〜もう、どうしたらそんなに面白いお話が書けるの〜」

以下略



29: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:03:55.31 ID:9SK5qk81o

 「えぇー。不治の病に罹った少女がー、ってちゃんと私考えてるじゃん」
 「それは設定。そうじゃなくて、このお話ではこれを伝えたい、みたいなテーマのことよ」
 「少女漫画にぃ〜?」
 「お話のメリハリには必要なの」
以下略



30: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:06:35.12 ID:9SK5qk81o

 私は、これを描いたら受けそうだ、これなら描いてみたいかも、と思えるものを思い付きでたくさん詰めこむことしか知らなかった。

 描けなかったら描けなかったで、他のものを描く。

以下略



31: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:08:24.74 ID:9SK5qk81o

 「牧には、そういうテーマがあるんだ」
 「描いてる話と展開の都合によって、妥協したり、変えたりもするけどね」
 「何ソレ。じゃあ私と変わんないじゃん」
 「それでも、一本の軸があるのとないのとでは、違うのよ」
以下略



32: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:09:31.37 ID:9SK5qk81o

 「あなた、読者に受けるように、わざとああいう絵柄で描いてるでしょ? 
 そういうのを自由に変えられる器用さがあって、なんでお話作りの方では、その器用さが発揮できないんだろう、って」

 私は首を竦めた。
以下略



33: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:11:15.15 ID:9SK5qk81o

 綺麗なもの。

 身体を起こし、穂乃香と視線を合わせる。

以下略



34: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:14:05.78 ID:9SK5qk81o

 ベッドから立ち上がろうとした穂乃香と取っ組み合う。

 これじゃあ、両手が塞がっていてデッサンどころではない。でもとにかく闘った。

以下略



35: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:16:57.78 ID:9SK5qk81o

 思わず成り行きで、真正面から抱き合ってしまった。

 すっとこうしていたいと思った。

以下略



36: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:19:15.76 ID:9SK5qk81o

 「仕方ないなぁ」

 本当に、仕方ないなぁ、という声。

以下略



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