過去ログ - 【募集系】平行世界の聖杯戦争【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【募集系】平行世界の聖杯戦争【安価】

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645:名無しNIPPER[sage]
2016/07/13(水) 21:30:01.69 ID:pCJYd77yo
危険人物やんけ…

正しくは、希望が絶望に変わる様、っぽい気がする

646:8/18 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:35:06.14 ID:WVKZRpqXo

┌─────────────────────────┐
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以下略

647:名無しNIPPER[sage]
2016/07/13(水) 21:36:12.10 ID:exlcxIino
行くなよ！危険だから絶対に行くなよ！

648:9/18 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:39:49.18 ID:WVKZRpqXo

「……どうしてですか？」

「これはここ半年ほどの間続いている、奇妙な噂なんだが……『吸血鬼』が出る、というのだよ。ロンドンの町に。
　市民が襲われ、怪我を負わされたり、殺されたりという例が、ここ数ヶ月のところ数え切れない。

以下略

649:10/18 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:43:48.53 ID:WVKZRpqXo

　ロンドンの夜は、サッシャが普段暮らしているカリカットよりずっと明るかった。
　貫通ガス灯が淡い光を放ち、その光がスモッグに反射して拡散する。
　昼は視界を遮るばかりだったスモッグが、夜間においては光を広く淡く届ける手助けをしているかのようだ。
　そのせいで、寧ろ昼よりも落ち着いて道を歩けるほどで、サッシャの気持ちはすっかり弛緩しきっていた。

以下略

650:10/18 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:48:42.83 ID:WVKZRpqXo

　ブレイディストリートからホワイトチャペルに入った辺りで、空気の変化に気がついた。
　今までの眠くなるような薄暗闇とは違う、冷たい、冷たい、夜の闇。
　サッシャは今までで十分にロンドンの闇を堪能した気分だったが、真相はどうやら違ったらしい。

以下略

651:11/19 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:52:26.72 ID:WVKZRpqXo

　「……」

　死体に驚くことはない。今までの人生、知り合った人々が次々と物言わぬ屍になるのを幾度となく見届けてきた。
　死に様にも驚きはしない。もっと惨たらしい死に方も知っている。人にやったこともある。

以下略

652:12/19 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 21:55:52.57 ID:WVKZRpqXo

　――――結果として。
　警棒は『それ』に激突したが、その上で『それ』が倒れることはなく、寧ろ警棒の方がそれの硬さに負けてへし折れてしまった。
　振り抜き終えたサッシャが見た『それ』は、サッシャが想定していた何とも違っていた。
　『それ』は魔術師ではなかった。『それ』は殺人鬼ではなかった。『それ』は一般人ではなかった。

以下略

653:13/19 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/13(水) 22:00:08.30 ID:WVKZRpqXo

　「……！？」

　異様な光景だった。ロンドンのストリートの一角。工業的なスモッグに埋め尽くされた街路の中央に、
　まるでそこにいるのが当たり前と言わんばかりに屹立する、鶯色の蔦。無数の蔦の固まり。

以下略

654:名無しNIPPER[sage]
2016/07/13(水) 22:01:58.15 ID:yMi+/04lo
初めての戦闘シーン来る？

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