17:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:03:14.44 ID:z9b3uMXIo
「うん。私もそう感じたよ。今まで高垣さんは、何と言うべきかな……そう」
言葉を切って、納得したように東郷さんが頷く。
「違いの分かる女、だと思っていたよ」
「違いの、分かる……?」
「ああ。酸いも甘いも噛み分けた、オトナの女だってね」
そう笑う東郷さんの表情は、子供のように無邪気だった。
「……あの、高垣さん」
「はい?」
「高垣さんは……笑っている方が、ずっと素敵だと思います」
三船さんの言葉に、高垣さんが目を丸くした。
単純だが、力強い言葉。
耳に入ってきたそれが酔いを醒まして、ぼやけていた思考が晴れ渡る。
「三船さん、東郷さん」
気付けば口を開いていた。
「高垣さんの笑顔、魅力的ですよね?」
49Res/27.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。