3: ◆CuiksL3nE2Uk[sage saga]
2016/05/30(月) 22:39:49.15 ID:K0dvx2PV0
博士「いやあ、しかし、急に疲れがやってきたようだ。お腹もペコペコだ。何か食べるものはあっただろうか」
博士はキッチンへと向かうために部屋を出た。
しかし、ふと思い直した。
せっかく完成したのだ、今日は少し豪勢なものを食べたらどうだろうか。
そうだ、わざわざ自分で用意するなど馬鹿馬鹿しい。
高い出前でも頼んで、とっておきの酒を飲もう。
しかし、それは叶わぬこととなった。
電話をかけるために部屋へ戻ると、見知らぬ男が立っていたからだ。
博士「何者なのだ。どこから入った」
男は笑って窓を指差した。
博士「なるほど、そういえば窓を閉めていなかった気がする。差し詰め、運に恵まれた泥棒といったところか」
男は笑いながら手に持ったフラスコを掲げてみせた。
博士「それは、私が作ったものだ。価値など無い。いいから、返しなさい」
男「いやあ、あんた。俺はこれがどんなものだか、知っているんですよ」
驚く博士に男が説明をし始める。
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