156:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 11:47:08.18 ID:49W9hqJ1o
――そして、月日は流れました。
楓さん……あなたが私たちの元から去っていってしまったあの日から、私たちはどんなに、辛くて、寂しくて、悲しい日々を送ってきたことでしょう。
知ってますか?
私、あなたのことが、とても好きだったんです。
でも、それをはっきりと伝える前に、あなたは行ってしまった。
私はずっと、そのことで後悔し続けていました。
もっとたくさんおしゃべりしたかった。
もっとたくさん触れ合っていたかった。
失ってから気づくには、あなたの存在は、私の人生にとってあまりに大きすぎました。
どうしてもっと素直になれなかったんだろうって……あなたは私をずっと愛してくれていたのに、私はあなたをきちんと愛してあげることができたんでしょうか?
私はそれを確かめたかった。けれど、あなたはもう居ない。
あなたの声が聞きたいです。
……楓さん、あなたは今、どこにいるんですか?
私の声が、聞こえていますか?
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