過去ログ - 留美「恋して、もっと恋をして」
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9:名無しNIPPER
2016/05/31(火) 17:51:44.55 ID:wzfXcCnw0



留美「本屋でのアレは、本当にただのきまぐれよ」



嘘は言っていない。

ただ、バッティング理論の本を興味深く読んでいたことも確かだ。



留美「ガラじゃない、って思うかしら」

P「いいじゃないですか、たまにはそういうのも」



わかっている。

こんな些細なことを気にするのは、どうせ私だけだ。

彼はとってもおおらかで、いつだって優しい。



P「……今日の昼間、何かありました?」

留美「?」

P「や、留美さんがバッティングセンターに行くのはだいたいストレスフルなときですよね」

留美「……ええ」

P「でもここ最近は、そんな様子は見られなかったように思っていて。なら今日の昼間に、何かあったのかなと」



……ふふっ。

ひとの好意には鈍いのに、

こういうところだけは本当に冴えているんだから。



そういうところも素敵だし、

そういうところ、本当にズルイ。



留美「別に、たいしたことじゃないの。今日はいろいろうまくいかないことが続いたり、小さなミスが重なったりして」



あと、貴方と他の子が仲良さそうにしている姿を見かけたり……なんて。



P「ああ、ありますねそういう日も」



本当にね、よく見るわ。



もっとも、いくら私でも、普段はそれくらいでイライラしたりしないんだけど。

うまくいかないことが重なっているタイミングだったりして、ついね?



留美「……でも、今こうしてP君とご飯に来られているんだから、今日はいい日なのかもしれないわね」

P「あはは、乙女心と秋の空、ですか」

留美「ふふっ、知ってる? 乙女って結構ゲンキンなのよ?」





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