過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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1: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:18:01.95 ID:tMKX5aCf0
去年書いた奴を完結させるプロジェクト
安価でもらった手持ちポケの名前はそのままで進行


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2: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:18:29.82 ID:tMKX5aCf0
サトシ「オーキド博士が言ってたんだ、ジム戦のためにも絶対ゲットだぜ!」

サトシ「まずはトキワの森に赴き、100レベのトランセルを調達してくるぜ!」

ピカチュウ「ピカッ」ヘッ
以下略



3: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:19:11.25 ID:tMKX5aCf0
〜トキワの森〜

サトシ「着いたぜ! 中々湿気の多い森だな! 太陽の光も葉で覆われ地上までは届かない、常に薄暗い!」

サトシ「ピカチュウ、フラッシュだ!」
以下略



4: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:19:39.41 ID:tMKX5aCf0
サトシは一時間、二時間と草むらを探し回ったが結局トランセルさえ見つけることはできなかった

ピカチュウは邪魔だったので途中で逃した


5: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:20:57.77 ID:tMKX5aCf0
サトシ「きっしょ〜トランセルさえあれば岩タイプのポケモンなんぞギッチギチに破壊し尽くせるのによぉ〜!」

オーキド博士「どうしたサトシ君」

サトシ「博士、トランセルが見つからないです」
以下略



6: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:21:48.86 ID:tMKX5aCf0
100レベのトランセルを手に入れたサトシは、草むらから次々と飛び出してくるポケモンの頭をカチ割っていった。
しかし、トランセルは既に最高レベルに達しているので、経験値は全く入らない。
成長しない緑色のサナギに小首をかしげながらも、サトシは12匹目のキャタピーを見るも耐えないほど醜い肉塊に変えた。

その時だ。
以下略



7: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:22:27.26 ID:tMKX5aCf0
少年はサトシの問いに答えず、つかつかと近寄ってきた。
値踏みをするようにサトシの全身を見まわし、フンと鼻を鳴らす。

少年「おい、兄さん。あんたポケモントレーナーだろ?」

以下略



8: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:23:12.39 ID:tMKX5aCf0
サトシ「よいぜ、正々堂々ぶちのめしてやる!! 小手調べと言ったところだ!」

少年「ところで、あんたの名前を聞かせておくれよ。敗者の名を墓標に刻むためさ」

サトシ「俺、マサラタウンのサトシ! おいクソガキ、テメーはなんつー名前だ」
以下略



9: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:23:45.21 ID:tMKX5aCf0
一陣の風が二人の武将の間をすり抜けていく。
抜き身状態のトランセルを下段に構えたサトシは電光石火、目にも留まらぬ速さでキャタピーに肉薄した!

サトシ「しっねええええ!」

以下略



10: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:24:26.00 ID:tMKX5aCf0
シャドーダイブか!? 答えは否。
サトシの背後にキャタピーが回っている。

サトシ「ちいッ!」

以下略



11: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:25:10.68 ID:tMKX5aCf0
少年「ククク……知りたいか? 何故キャタピーがみがわりを覚えアギルダー並みの速さで動くか……」

口元にあるかなしかの微笑を浮かべ、少年は両手を広げた。

少年「このキャタピーは! 僕が改造した! 素早さのみなら最強のキャタピーだ! ……アギルダーとキャタピーを配合させたのさ」
以下略



12: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:27:43.80 ID:tMKX5aCf0
あまりの異常な状況に、サトシは意識せず呟いていた。

サトシ「こいつぁ相当なトレーナー能力を持つ小僧だ……完全に理解の範疇を越えてやがる……」

少年「キャタピー、とどめの破壊光線だ」
以下略



13: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:28:09.90 ID:tMKX5aCf0
キャタピーの口から破壊光線が放たれる!
同時にトランセルの口からも同じ光線が、緑色の芋虫めがけて一直線に伸びていた。

サトシ「ぬおおお! 避けろトランセル! 俺ごと避けるんだあああ!」

以下略



14: ◆Lm.jAMKRZLFA
2016/05/31(火) 23:30:13.91 ID:tMKX5aCf0
サトシ「チッ1000円札一枚だけかよ。すくねーな」

ジュンヤ「文句言わないでほしいね。バイトもせず、たった数分のバトルで1000円も賞金をGETできたんだから」

しかし、サトシがぼやくのも当然である。
以下略



15: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:31:22.65 ID:tMKX5aCf0
サトシ「公園は皆の物だ、私物化はできないぜ。テメーこそ失せろよ臭いんだよ」

ホームレス「あぁん? テメー痛い目見ねーと分かんねーみたいだなあーん?」

ホームレスがさっと股間からゴージャスボールを取り出す。
以下略



16: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:31:50.32 ID:tMKX5aCf0
タケシ「ニビシティジムリーダー、だって? その名はとうの昔に捨てたよ」

サトシ「捨てた? どういう意味だ?」

タケシ「ジムを潰されたのさ」
以下略



17: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:32:27.02 ID:tMKX5aCf0
サトシは過去の友人の名前を一挙に去来してみたが、レッドという人物は思い当たらなかった。
というよりサトシ自体、友達と呼べる者がほとんどいなかったのだ。

タケシ「オレの復讐すべき相手はジムを潰したコクーン使いのレッドだが、今はクソガキ、テメーを潰す。名を名乗れ」

以下略



18: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:33:07.30 ID:tMKX5aCf0
〜浮浪者のタケシが勝負をしかけてきた!〜

タケシ「ゆけ! ハガネール!」

宝石の散りばめられた絢爛なボールから飛び出してきたのは、なんとハガネールであった。
以下略



19: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:33:37.05 ID:tMKX5aCf0
サトシ「確かに、防御力を上げることはバトルにおいて重要だぜ。けどよ、それ以上に要となるのは素早さだ! いくら重厚な鎧を着込んだとしても、鈍足じゃあ先手を取られてオダブツよ! テメーはそこんとこ甘かったな!」

タケシ「……好き勝手ほざいてるようだが、それは全て机上の空論に過ぎないぜ。まだバトルを始めてないくせして、いかにも勝った風にほざくなカス」

タケシの挑発に彼は乗ってしまった。
以下略



20: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:37:48.59 ID:tMKX5aCf0
ポケモンバトルは、相手の行動を先読みすることに勝利の秘訣がある。
だが、それはゲームに限った話だ。
実際のポケモンバトルでは先読み能力に加え、目まぐるしく変わる戦況に正確な判断を下す適応力が必要になってくる。
思案する時間など与えられない。

以下略



21: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:38:17.96 ID:tMKX5aCf0
タケシ「ハガネール! とどめのアイアンテールだ! 精肉処理のイメージで潰せ!」

鉄蛇はサトシを宙へ跳ね上げると、尾を銀色に光らせ振り回した。
落ちる寸前にしなる尾を叩きつけ、肋骨をへし折るつもりらしい。
しかし少年も愚かなトレーナーではなかった。
以下略



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