過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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51: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:07:30.20 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「やりましたねジュンヤさん! これでレストランに入れるよぉ……」ウルウル

サトシ「おい、俺はサトシだ。間違えんなよポケモンの分際で」イラッ

沙亜夜「ほぇ? 私ジュンヤさんなんて言ってましたか?」キョトン
以下略



52: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:08:21.43 ID:jn6QrRSX0
〜ファミレス〜

二人用の席に案内されたサトシとサーナイトは、膝を付き合わせて今後の旅程について話し合った。
宿の予約から金銭、スケジュール管理など齢十歳の少年には身に余る作業であったが、サトシは苦ともしない。

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53: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:08:49.85 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「サトシさんもう注文決まりました? 私はオレンの実ジュースとイシツブテのヤチェの実ソース和え、ナックラーの蒸し焼きにしますけど」

サトシ「……お前可愛い顔して随分と大食漢なんだな。そんな華奢な身体のどこにイシツブテのソース和えなんぞが入るのやら」

沙亜夜「このコースはジュンヤさんがいつも私に作ってくれた料理でして。ジュンヤさんはイシツブテのコリコリした、キクラゲに似た食感が堪らなく好きだったんです」
以下略



54: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:09:25.91 ID:jn6QrRSX0
しばらくして、二人の前に注文した料理が運ばれてきた。
肉汁の弾ける音や、モモンの実の甘い香りが食欲をそそる。
空腹こそ最大の調味料とは、よく言ったものだ。

沙亜夜「壮観ですねー! 早く食べましょーよ!」
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55: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:11:03.40 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「嫌です! 蒸したナックラーのミソとニビシティの近くで採れる岩塩のコラボが最高なんですよ!」

サトシ「わがまま言うなよオイ、メタモンだって噛みごたえはゴムみたいで最悪だが味は悪かねェだろ。贅沢言えないんだよ俺達は旅人なんだから」

沙亜夜「うぅ〜」ウルウル
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56: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:11:42.66 ID:jn6QrRSX0
ナックラーはのそのそとバッグから這い出すと、テーブルの上に登り物珍しげに辺りを見渡した。
前に座るサーナイトに目くばせをするサトシ。
もしこれが放送で言われていた『脱走ナックラー』ならば、早急に捕まえて謝礼金を受け取らねばならぬ。
サトシの思考回路が見事に繋がり、頭上の豆電球を光らせた。

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57: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:12:11.73 ID:jn6QrRSX0
トランセルを大きく振りかぶり、ナックラーの頭に垂直に振り下ろした。
彼の狙いは正しく、力も脳震盪を起こさせるには十分だった。
しかし、寸前見守っていた沙亜夜が長い腕で真剣白刃取りをしてみせたことにより、サトシの計画は瓦礫の如く崩れ落ちてしまった。

サトシ「……沙亜夜、どうしてナックラーを助けた。テメーは金が欲しくないのか!?」
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58: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:12:45.34 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「フライゴミ……。私とはエラい待遇の違いですね」

サトシ「俺のバッグに許可なく入った罰だ。見た感じ知能も赤児くらいだから、生ゴミ呼ばわりされても意味など分かるまいよ!」

サトシ「ったく、脇役が増えちまったら主役である俺の出番が減るだろうが!」
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59: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:13:12.58 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「ハナダジムは水ポケモンの使い手が多いそうですけど……」

沙亜夜「ピカチュウ飼ってたんですか? なら迎えに行ってあげた方が」

サトシ「今さらトキワの森には戻れねェ。過去も未来も見るな、今この瞬間に命を賭けるんだ。ポケモントレーナーってのはそういうものさ」
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60: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:14:05.08 ID:jn6QrRSX0
〜夜・ハナダシティ〜

営業時間は既に終了している真夜中、プールの清掃をしているカスミの元に、思わぬ客が訪ねてきた。
自動ドアが開き、ピリピリとした覇気がジム内に浸透する。
赤いジャンパーと帽子をかぶった少年が、片手にモンスターボールを弄び佇んでいる。
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61: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:14:51.51 ID:jn6QrRSX0
カスミ「あ、あのね君! もう店じまいの時間だし、何だって水タイプの使い手である私に炎タイプで挑むのよ!」

困惑しつつも、カスミはしっかり手持ちポケモンであるスターミーを召喚している。
話し合いのできる相手でないことを、薄々感づいていたのかもしれない。

以下略



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