過去ログ - フレデリカ「アタシPンコツアンドロイド」
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37: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:44:45.69 ID:zPFfeAqvo
「のびーるのび〜〜るフレデリカ〜〜〜♪ はふぅ……」

ごくり、と音をたてて喉がなる。
唾が通ったというのに、未だ喉は乾いたままだ。
飲めよと言わんばかりに、給湯室のヤカンが、かたかたと存在を主張する。
以下略



38: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:45:36.70 ID:zPFfeAqvo
「んにゅー………っハァ。
ねえ、プロデューサー。 フレちゃん肩凝ってるかも。 レッスンの鬼のフレちゃんもトレーナーさんに、優しくしなければいけませんかもしれませんわ♪」

「宮本お嬢様、承知しました。
このPちゃま、その道を極めし、Masterクラスに依頼致しておきましょう」
以下略



39: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:46:18.26 ID:zPFfeAqvo
いつもと違って、鼻腔を詰まらせるようなぬめりのある香りが、プロデューサーの脳を麻痺させる。

「ーーーんしょっと。それじゃプロデューサー、エアコンつけるね♪ へへへ。きんきんに冷えてやすぜ、とっつぁん☆」

おもむろに立ち上がるフレデリカ。
以下略



40: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:46:54.49 ID:zPFfeAqvo
敗北ーー諦念ーー性行ーー妊娠ーー結婚ーー昨夜のフレデリカの胸は柔らかかったーー控えめにいって最高ーー。

プロデューサーの脳を駆け抜けた原初風景を表すならばこんなところか。
乾いた脳細胞は運命を受け入れ始めていたーーー

以下略



41: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:47:31.74 ID:zPFfeAqvo
「一番、フレデリカ!行きます!
3回転宙返り〜からのー開脚前転!
わぉ♪ スイッチ押すのも優雅優雅ーーー」

あとコンマ数秒遅れていたならば、あとコンマ数秒フレデリカが振り向くのが早かったならば、もしも左向きに振り返ろうとしていなければーーー!
以下略



42: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:48:09.03 ID:zPFfeAqvo
「しっ!」

小さく、しかし万雷の想いを込めて。
プロデューサーは眼前に存在する救いの仏に向かって、そのボールのついたペン。
いわば、玉ペン。
以下略



43: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:48:53.50 ID:zPFfeAqvo
「わわっ! お茶沸かしてたのすっかり忘れちゃってた! ヤカンさんがおこだよぉ〜」

左へ振り返りかけたフレデリカは、給湯室へと急転回し、慌てて駆け寄る。

勇者はついに、勝ったのだ。
以下略



44: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 05:53:46.61 ID:zPFfeAqvo
ここまでです。

里奈様が宮本のどっぺうげんがーに見えてきました。
台詞入れ替えても通用するのでは?と思う紳士です。



45: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 10:27:19.87 ID:zPFfeAqvo
デレステ→書き溜め→デレステ→書き溜め→デレ(ry

永久機関かこれは……。

見てくださる人に感謝を込めて。
以下略



46: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 10:28:31.08 ID:zPFfeAqvo
時計を確認すると、時刻は13時25分31秒。
攻防が始まってから未だ6分弱ーー。

これまでは、如何にしてフレデリカの動きを操作するか、いわば〈動〉の勝負。

以下略



47: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/05(日) 10:29:05.18 ID:zPFfeAqvo
第二にして最後の障害は、事務所入り口横に備え付けられた更衣室へたどり着けるか、否か。

入り口は、給湯室とプロデューサーのデスクを正三角形の底辺を形作るとしたならば、正にその頂点。

フレデリカが座っていたソファーのその先にある。
以下略



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