過去ログ - 善子「じゃあね、リリー!」梨子「うん、またね」
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1: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:38:48.26 ID:dvg57O260
よっちゃんと別れた帰り路、私は別れた振りをして少し後から追いかけます。

見つからないように、気付かれないように。

これが私桜内梨子の最近の趣味です。

善子「〜♪」

鼻歌を歌って、なんだか今日のよっちゃんはご機嫌みたい。

何かいい事があったのかな?

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2: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:40:21.86 ID:dvg57O260
善子「今日はリリーがいっぱい構ってくれた♪」

きゅん♡

私の胸が思わず高鳴ります。あの子はなんて可愛いんでしょうか!
以下略



3: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:42:47.19 ID:dvg57O260
善子「あっ!」

よっちゃんが何かを見つけたみたい。

少し目線をあげて何かを見つめてる。
以下略



4: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:45:53.63 ID:dvg57O260
善子「さあ、今日こそ逃がさないわよ」

じりじりと、緊張した空気がよっちゃんと猫ちゃんを包みます。

私も思わず雰囲気に飲まれて、固唾を呑んで見守ることにしました。
以下略



5: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:49:38.03 ID:dvg57O260
善子「あっ」

しばらく歩いて、またよっちゃんは何かを見つけたみたい。

よっちゃんの目線はなんというか子供みたいで、色々なところに興味をもつんです。
以下略



6: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:53:46.91 ID:dvg57O260
善子「食べたいなぁ……」

食べるかどうかを悩んでるみたい。

あれ?
以下略



7: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:56:48.94 ID:dvg57O260
善子「大好きよっもう隠さない〜♪」

結局クレープは買わずに、だけどご機嫌そうに恋になりたいAQUALIUMを口ずさみながら歩くよっちゃん。

気持ちよさそうに歩いてるけど、なんだか嫌な予感がするなあ……。
以下略



8: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 16:59:28.80 ID:dvg57O260
善子「うぅ……」

唸りながら電柱をにらみつけてる。

善子「ぼーっと突っ立ってないでヨハネが来たら避けなさいよね!」
以下略



9: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:01:17.91 ID:dvg57O260
善子「あぁっ!」

よっちゃんの足からローファーが飛んでいくのが見えました。

さらに、空を切ったことでバランスを崩して――
以下略



10: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:04:39.47 ID:dvg57O260
そこには浦の星女学院の生徒会長、黒澤ダイヤさんがものすごく怖い顔で立っていました。

鞠莉さん曰く硬度10、とっても堅いお方です。

左手にはさっき飛んで行ったはずのよっちゃんのローファーが握られていて……。
以下略



11: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:07:17.08 ID:dvg57O260
ダイヤ「善子さん、何か気付きませんか?」

善子「? ヨハネの靴がほしくなった?」

ダイヤ「そんなわけないでしょう!?」
以下略



12: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:10:40.11 ID:dvg57O260
ダイヤ「あなたの飛ばしたローファーがわたくしに当たったんですのよおおおおおおおおお」

ダイヤ「謝罪もなしに、おちょくるとはどういう了見ですか!?」

ダイヤ「流石に同じ状況でしたらルビィでも察して謝りますわよ!!」
以下略



13: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:12:45.82 ID:dvg57O260
満面の笑みでそう言い放ったあの子に対して、ダイヤさんはもちろん笑って許してくれるはずもなく。

持っているローファーを大きく振りかぶって――

スパァンと、小気味いい音とともに殴りました。
以下略



14: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:14:58.17 ID:dvg57O260
善子「……ぐすっ」

相当痛かったのか、よっちゃんはその場で泣き始めてしまいました。

どうしよう、完全に自業自得だけど、行ってあげた方がいいかな?
以下略



15: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 17:17:51.59 ID:dvg57O260
梨子「よっちゃん」

後ろから私が声をかけると、よっちゃんはこっちに振り返ります。

善子「リリー……?」
以下略



16: ◆ZTPjpycbhE[sage]
2016/06/05(日) 17:18:35.84 ID:dvg57O260
続きは20時頃書きます。


17:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 17:26:48.10 ID:EhIeVcHRo
おつ
よっちゃんかわいい


18:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 17:50:26.74 ID:6am6pIW1O
ダイヤお姉ちゃん災難だったなあ


19:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 18:01:46.20 ID:FQzvvKQSO
サンシャインはキャラが苦手


20:名無しNIPPER[sage]
2016/06/05(日) 18:55:06.13 ID:kUVgWfX5O
支援


21: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2016/06/05(日) 19:48:33.66 ID:dvg57O260
善子「ぐす……」

梨子「落ち着いた?」

よっちゃんは私の問いかけに小さく頷く。
以下略



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