過去ログ - 十一年後の名探偵
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38: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:17:57.11 ID:j9Trbnxr0
ファイルを一通り目を通して、ゆりあはため息をついた。

どの記述を見ても、誰を見ても疑わしく思う。

ファイルの性質がそうなのだろうが、疑問点や不審点も書かれているので誰を見ても犯人にみえてくるのだ。
以下略



39: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:18:29.41 ID:j9Trbnxr0
「嘘・・・ですか・・・」

その嘘をついている人間が、姉を――赤城みりあを連れ去った犯人――

ゆりあは俯き、拳を膝の上でギュっと握った。
以下略



40: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:18:56.56 ID:j9Trbnxr0
「お疲れ様です。REINAさん、今回の収録でオールアップになります!!」

「お疲れ様です!」 「お疲れ様ー」 

小関麗奈がREINAと名前を変えて三年が経つ。
以下略



41: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:20:28.70 ID:j9Trbnxr0
安斎都――


昔のREINAの同僚アイドルであり、今は引退して探偵をやっているらしい。

以下略



42: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:20:57.35 ID:j9Trbnxr0
この探偵気取り、いや、探偵にはなったのか。 まあどちらでもよい。
は、この十年と言うもの、REINAと顔を合わせる度にその事を訪ねてくる。

REINAも最初は真摯に対応していたが、
何度も繰り返し来られると流石にキツい。
以下略



43: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:21:29.40 ID:j9Trbnxr0
ふざけるんじゃない。


確かにみりあの事はライバル視はしていたけど、一度も憎いと思ったことは無い。
寧ろ仲は良かった。
以下略



44: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:22:04.78 ID:j9Trbnxr0
つか、何をしてるんだろか、あのクソマネージャー。
車回してくるだけでどんだけ時間かかってるのよ、もうクビよ、馘首。

そうREINAが思っていると、都は意外な事を聞いて来た。

以下略



45: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:23:07.51 ID:j9Trbnxr0
「あ、あははっ!亡霊!? みりあの??あははっ、バカじゃないの!?、貴女、そんなの信じてるの??」

REINAはお腹を抱えて心底、笑い、この探偵もどきをバカにした。


以下略



46: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:23:49.36 ID:j9Trbnxr0
…ちょっと悪いことしたかな。

長年事件を追っていて病んでしまったのかもしれない。
昔の仲間だし、いずれ機会を見つけて気晴らしに誘おうか。

以下略



47: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:24:17.32 ID:j9Trbnxr0
マネージャーに家に送ってもらうと、REINAの自宅のタワーマンションについた。


最上階には2フロアしかなく、もう一部屋は海外の弁護士の別宅らしく、住人は殆ど見かけない。

以下略



48: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:24:47.59 ID:j9Trbnxr0


暗闇の廊下の隅に何か「居る」気配がする。


以下略



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