過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2016/06/08(水) 23:24:38.52 ID:RPa3KIXbo
真姫「ぇっ…!」
絵里「彼女と今後一切関わりを持たないこと。それが指導補佐になるために必要なことよ」
真姫「わっ…、私、それはっ…!」
絵里「…できないって言うの?なんで?」
絵里「彼女が、あなたに優しくしてくれたから?」
真姫「ぁ、うっ…」
絵里「ふふ…、あの子のことを好きになっちゃう気持ちはよーくわかるわ。でもね…」
絵里「あなたが希のことを好きでも…希はあなたのこと、好きなのかしら?」
真姫「え…」
絵里「あなたが欲しているほどの愛情を、彼女が与えてくれると思う?」
絵里「さっきも言ったけど、そんなの…なかなかもらえないわよ」
絵里「今の希は既に恵まれている…。あの子の欲しているもの、ほとんどをあの子は与えられている」
絵里「そんな満ち足りている彼女が、あなたまで欲するなんて…思えないでしょう?」
真姫「…それ、は…」
絵里「でも、私は違う」
絵里「私は…あなたが欲しいの。今はただ…あなた一人が欲しい」
絵里「だから私はあなたを愛してあげられる。あなただけを」
絵里「ね?どっちがいいか、なんて…子供でもわかるでしょ?」
真姫「…」
絵里「まだ、私を信用できない?」
絵里「それも仕方ないわよね。…うん、いいの」
絵里「まだ混乱して正常な判断ができないのはわかるわ。だから…考える時間をあげる」
絵里「そうね…明日、までってどうかしら」
真姫「あし、た…」
絵里「そんなに待ってられないのよ。私の後継になりたいって思う人はいっぱいいるから」
絵里「私が特別に、あなたのために与えた一日のチャンス…。これでも最大限頑張って用意してあげたんだから」
絵里「指導補佐、やりたいか、やりたくないか」
絵里「私か、希か」
絵里「…明日、一日、ゆっくりと考えなさい」
絵里「その気になったら、また明日も、この時間に、この場所に」
絵里「それが、あなたを愛してあげる条件」
真姫「…っ」
絵里「それじゃあ、私今からアイドル専攻の方に行かなきゃいけないから。あなたも、帰って検討していて」
絵里「…さよなら、また逢いましょう。真姫」
ガチャッ… バタン
〜回想終わり〜
真姫「…もう、選んだから」
真姫「希先輩は、いらないんだ、って…。彼女に愛されることだけ、欲したんだから…」
真姫「…」
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