過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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215: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/10(金) 23:44:28.62 ID:3RgryhaRo
海未「…大丈夫?」

真姫「なんでそう言えるのよ」

真姫☆「…あの新聞記事、全部読んだ?」

ことり「全部…はまだかなぁ…?色々話してて意識がバラけてたし」

希「あぁ…、真姫ちゃんは会話に参加してなかったから新聞全部読めたんか」

海未「それが、なにか…?」

真姫☆「…あの新聞、私たちの会話を盗み聞きしてたかのような正確な内容だったわ」

真姫☆「多分、盗み聞きしていたのでしょうね」

真姫「や、やり口が狡猾じゃない…!やっぱり信用できないわ!」

希「…盗聴は、いかんよね…うん、せやよね…」

真姫「あ、えっと…先輩のことを言ったわけじゃ…」

真姫☆「…でもそれにしては、重要な要素が書かれていなかった」

ことり「なにそれ?」

花陽「あっ…!もしかしてっ…」

真姫☆「…そう。勝利した際の条件。私たちならばパンフレットへの掲載。彼女たちならばC☆cuteの解散」

真姫☆「あの会話を聞いていたならば確実に耳を引くはずのその情報をあの新聞は書いていなかった」

花陽「だから真姫ちゃん、親衛隊の子たちに『勝ち負けなんて大した問題じゃない』って言ってたんだ…!」

海未「しかし、それはなぜ…?そんなマスコミならば真っ先に食いつきそうなネタを…」

真姫☆「…きっと新聞部は、そんな誰かが不利になるような情報は書かない。そういうポリシーを持っているのよ、多分」

真姫☆「私たちが理事長にパンフレットへの掲載を直訴しに行ったなんて知れたら、他の部からの反感を買うかもしれない」

真姫☆「絵里が私たちの解散を提示したのが知れたら、私たちのファンや良識を持った人々の反感を買うかもしれない」

真姫☆「あの記事はそういう誰かが嫌な思いをしそうな内容を排除した上で書かれていた」

真姫☆「…きょうび、珍しいくらい誠実な新聞記事だったわ」

ことり「ってことはっ…!あの新聞を書いた新聞部のこと…!」

真姫☆「私は、信用してもいいと思う」

真姫☆「彼女たちはきっと、このUTXを盛り上げるのに一役買ってくれる…私たちの味方になってくれる」

海未「そうですか…。わかりました。そこまで言われては私も賛同せざるを得ませんね」

真姫「顔も見たことない人たちを信頼…。私には考えられないけれど…」

花陽「…それでいいと思う。私たちだってそうだもん」

花陽「私たちが見たこともないような人に、どこかで応援されているかもしれないんだし」

花陽「私たちも、応援してくれるその人たちを信頼したい。だってスクールアイドルなんだから」

希「色々な人に支えられて大きくなっていく…花陽ちゃんの夢が本当に実現しつつあるんやもんね」

花陽「はいっ!」


真姫☆「…」

真姫☆(…『ファンの熱狂』っていうのは人気を保つ上でとても大事なことのはず)

真姫☆(絵里はそれをあえて切り捨て、実力だけでA-RISEを頂点へと誘おうとしている)

真姫☆(アイドル専攻を絶望で染めて、数少ない強い才能を見つけ出すのならばわかるけど…)

真姫☆(わざわざファンとの触れ合いの一切を禁止にして、UTX全体の熱狂を抑えた理由は何…?)

真姫☆(前は『憧れ』を大きくして人気に繋げようとしてるのかとも思ったけど、熱狂に勝るほどのものじゃないのは絵里だってわかってるはず)

真姫☆(やはり、そうしてこそA-RISEが真の強さにたどり着けると信じてのもの…なのかしら)


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