過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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348: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:20:15.75 ID:Sb72Tf+Ao
穂乃果「え…?」

雪穂「元々さ、入るつもりはなかったけど志望校には一応入れてて…」

雪穂「まぁ、もしもって時のためにね」

穂乃果「どうして入る気になったの…?前は…」

雪穂「亜里沙が行きたくない、っていうから私も、だったんだけどね」

雪穂「この間のクリスマスライブね、私…見に行ったんだ」

穂乃果「えっ…?聞いてないよ?」

雪穂「言ってないからね。こっそり、せっかくのお姉ちゃんの晴れ舞台なんだし、ってことで」

雪穂「もちろん、忍び込んだりはせずに、柵の外からモニター越しだったけどね」

雪穂「亜里沙も誘って、一緒にライブ、見に行ったんだ。そしたらね…」

雪穂「すごかった。こういうのがスクールアイドルなんだ、って思った」

穂乃果「そう…?ありがとう」

雪穂「…A-RISEじゃないよ。C☆cuteが」

穂乃果「えっ…」

雪穂「私がもし、投票権を持ってたら…C☆cuteに1票あげたい」

雪穂「それまでは直接見たことなかったC☆cuteのライブ…肌で直接感じたとき」

雪穂「胸の奥からこみ上げてくる、キラキラした感情を…確かに受け取った」

雪穂「ほんの数分間に夢中になって、虜になって…あの人達がいるUTX学院に入ってみたいって、そう思ったんだ」

穂乃果「…」

雪穂「お姉ちゃん、私はさ。強さって…ああいうことだと思う」

雪穂「完璧じゃなくて、完全じゃなくて…どこか危なっかしいところがあるけど」

雪穂「みんなを笑顔にしてくれる。キラキラしたものを振りまいてくれる」

雪穂「一緒に頑張ってみようって気持ちにさせてくれる。多くの人の心を動かしてくれる」

雪穂「終わりじゃなくて、続きを見させてくれる。…そんな強さ」

雪穂「お姉ちゃんが目指してた強さは、誰にも到達できないほどの高み、だったわけじゃん」

雪穂「それはすごいよ。すごいけど…そんなに高いところ、誰も行こうと思えない」

雪穂「みんなと手を繋げば登れるかもしれない、そんな高さが…私にとってのC☆cuteだった」

穂乃果「それは…強さなの?」

雪穂「そうだよ。強いってことと、強さは別物だよ」

雪穂「私はお姉ちゃんに、誰かの心を引き寄せるスクールアイドルになって欲しいな」

雪穂「楽しいスクールアイドル。そんなお姉ちゃんも見てみたい」

穂乃果「楽しい…私は、楽しませてなかった…?」

雪穂「楽しかったよ!A-RISEのライブは最高だった!凄いって思えた!」

雪穂「…だけど、肝心のお姉ちゃんが心の底から楽しんでなかった気がする」

雪穂「その場にいるすべての人が楽しむほうが、もっと素晴らしいライブになれるよ。きっと」

穂乃果「…心の底から、か。自分では楽しんでたつもりだったんだけどな…」

雪穂「うん、素人の言うことだからそんなに気にしないでいいけど。少しでもお姉ちゃんの参考になればいいなって」

雪穂「じゃ、ぜんざいもできたし、持っていこう!」タタタッ…


「お待たせしましたー!!」


穂乃果「…楽しい、スクールアイドル…」


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