過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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419: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/14(火) 23:17:59.80 ID:J4UNpjTho
スタスタ…


真姫☆「それで…どこに行くつもり?」

花陽「うん。もう場所は決めてあるの。こっちだよ」



CDショップ


真姫☆「ここは…」

花陽「真姫ちゃんと一番最初に秋葉原に来た時に寄ったCDショップ。覚えてる?」

真姫☆「…えぇ。スクールアイドルの夢を決心しきれずにいたあなたをどう説得しようかって、必死に悩んだ末の秋葉原巡りだったからね」

花陽「おかげで私、ここまで来られた。本当に感謝してるんだ。ありがとう…真姫ちゃん」

真姫☆「あなたの力があってこそよ。私は、ほんの少し背中を押してあげただけ…だから」

花陽「ふふっ…あ、それでね。今日ここに来たのは…少ししたいことがあって」

真姫☆「したいこと?」

花陽「えっと、どれだったかなぁ…。あ、あった。これだよ、これ」スッ

真姫☆「これ…?これ、昔のアイドルのCDよね?どうして今更…」

花陽「このCD、前にここに来たときに聴いたの、覚えてる?」

真姫☆「…え。そうだったかしら」

花陽「そうだよ。でね、これを二人で聴きながら、こんなことを話してたの」



(真姫「こうやって聴いてると、どことなく思い出される過去の思い出…」)

(真姫「音楽ってこうやって時代を感じさせてくれる、一種のアルバムのようなもの、よね」)

(花陽「そうだねぇ…。人生を歩んでいれば誰だってその中に自ずと音楽が入ってくる」)

(花陽「CMソングだったり、街のスピーカーから流れる音だったり…」)

(花陽「その曲は自分の中の思い出と結ばれて、心の中に保存されて…」)

(花陽「ずっとずっと未来、ふと何かの拍子にその曲を聴くとその時の情景がぱっと頭の中に蘇る」)

(花陽「それまではほとんど覚えてなかったことなのに、ちょっと前の出来事かのように一瞬で、鮮明に」)

(花陽「ふふ、そう考えると不思議だよね、音楽って」)

(真姫「えぇ。そして…素晴らしいものだと思うわ」)

(花陽「…うん。きっとこうして、真姫ちゃんと一緒にこの曲を聴いたこの思い出も」)

(花陽「心の中のアルバムに保存されて、ずっと遠くの未来にまた、開かれるのかな」)

(真姫「…かも、しれないわね」)



真姫☆「…あぁ、そういえばそんなことを言った覚えもあるわね」

花陽「この半年弱の間に、色んなことがあって」

花陽「もうこの思い出も、ずっとずっと昔のことのように感じられる」

花陽「だから、もう一度ここで、同じ曲を聴いて」

花陽「この音楽と一緒に、心のアルバムに真姫ちゃんとの思い出を保存しておきたいなって」

花陽「今より、ずっと遠い未来…ふとした拍子にこの曲を聴いて、真姫ちゃんのことを思い出せるように」

花陽「ずっと、真姫ちゃんのことを忘れずにいられるようにって」

真姫☆「…花陽。…ふふ」

真姫☆「そうね。私も…この世界での出来事、きっと忘れない。忘れないように、心のアルバムに記録しておかなくちゃね」

花陽「…うんっ」


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