過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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49: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/07(火) 23:30:44.99 ID:MPhm2LATo
希の家


希「ん、でねー。そこでまさかのっ…!」

真姫「ふふっ…」


真姫(希先輩の話は、『私』から簡潔に聞いた話とそれほど大差はなかったけど)

真姫(一部、私でもわかるような大袈裟な脚色がしてあって、これまた大袈裟な語り口調で説明してくれるため)

真姫(否応無しにも、口元が緩んでしまう。笑顔になってしまう)

真姫(…こうして過ごす短い時間の中で、私は確信し始めていた)

真姫(あぁ、この人といると…とても安心する)

真姫(長い間口角の上がることのなかった顔面すらも弛緩してしまうほど、安らぎを感じている)

真姫(まるで母親のように…などというと、本当のママに失礼かもしれないけど)

真姫(暖かく包んでくれる心地よい抱擁感は、特別なものがあった)


希「…そして、今のC☆cuteがあったのでした。めでたしめでたし」

真姫「へー…」

希「今じゃ結構な人気で、今度のライブは対外に向けたものにしよう、って言っててねー…」

希「ついにA-RISEを超える時が来たか!?なーんて、真姫ちゃんは言ってるけど…どうなることやら」

真姫「…」

希「しかし学内でもそこそこの支持率も出てきて、UTX内部でも対立が徐々に起き始めているくらいではあるのかなー…」

希「いつか人気が完全に二分して…ってそうなると更に争いが増えるんか…。どうしたらいいんかな」

真姫「…」

真姫(彼女の話は、とても楽しい…のだけど)

真姫(時折、胸の中で渦巻く、この感情は何…?)

真姫(そう…、それは決まって、『私』の名前が出てきた時に、モヤモヤと心を覆うような、感情)

真姫(…よく、わからない)

希「…と、ご飯できたから持ってくね。ととと…」

希「よいしょっ。どや!特性親子丼やよ!デデーン!」

真姫「あ、美味しそう…。料理も上手、なんですね…」

希「ふふふ、まぁ一人暮らしも長いと、嫌でも料理のバリエーションは増えてくもんやよ。ささ、お食べ」

真姫「ありがとうございます。いただきます…もぐっ」

真姫「…うん。美味しい」

希「せやよねー。ふふ、ありがとー。何度聞いても嬉しい言葉やんっ」

真姫「…ふふふ」


真姫(彼女の無邪気な、子供のような笑みがなんだか可笑しくて)

真姫(でもそれでいて、なんだかとても彼女らしい笑顔で、私も釣られて笑ってしまう)

真姫(こんなに顔の筋肉を動かしたのは、いつぶりだろうか)

真姫(明日の顔面の筋肉痛が本気で心配になるほどの、幸せな時間だった)


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