過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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540: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/29(水) 03:35:42.01 ID:8hwFcwIyO
真姫(二人の荷物を届け終えたところで部屋に戻る)



真姫「ふぅ…。っと、私も流石にそろそろお腹すいてきたかも…。お風呂の前にご飯に行きたいわね…」シュッ ピッ

ガチャッ


真姫「ただいま…、げっ」


ツバサ「あぁ、お帰りなさい。お風呂、お先に失礼するわね」


真姫「は、は…!!」

ツバサ「は?」

真姫「裸じゃないっ!!」




シャー…

ツバサ「ふぅ…気持ちいい…。汗が流れてゆく…」



真姫(部屋に戻ったら綺羅ツバサがほぼ全裸だったのは、私にとって相当衝撃だった)

真姫(見慣れた仲間の裸体ならまだしも、A-RISEのそれは…)

真姫(場合によってはさっきの映像が焼き付いた私の網膜を切り取れば、高い値段で取引されることだってありえる)

真姫(自分たちがスクールアイドルのトップであることに自覚がないのかしら…。呆れるわね…)

真姫(今は何事もなかったかのようにシャワーを浴び、私は部屋でひとり、さっきの瞬間をどうやったら脳内から映像として切り取れるかを思案していた)

真姫(…私ならやれないことはなさそうだから怖いところだけど)



ツバサ「…真姫さん?あの、さっきのこと…ごめんね?マナー違反だったわよね」


真姫(シャワールームからツバサが話しかけてきた)

真姫「…マナーっていうか、その…私は一応、あなたたちとは関わりの薄い人なんだから、不用意にあぁいう格好を晒すのは…」


ツバサ「ふふ…、そうだったわね。ごめんなさい。部屋に泊まるといつも英玲奈かあんじゅくらいしかいなかったから、警戒心薄くて」

ツバサ「でも、真姫さんも今日一日過ごして気心が知れる仲になれた、って思ったからなのかな?あまり見られるのに抵抗なかったのよ」


真姫「あぁ…」

真姫(…私も心当たりがないこともない。仲間内で裸を見られ合うことに慣れると裸を見られることの抵抗感が弱まるのはよくわかる…)

真姫「…だからって、ねぇ…。ハァ…」


真姫(先ほどからのA-RISEのマネージャーとしてどうにか彼女らの役に立ちたい、と思う気持ちの大きな理由)

真姫(それは…なんだか他のファンに申し訳ないくらい、A-RISEのそばにいられるから、なんだろう…)

真姫(あんなすごいパフォーマンスをするA-RISEと、こうして同じ部屋、薄い壁を隔てたすぐそこに、裸体の綺羅ツバサが居る状況なんて…)

真姫(私の世界のにこちゃんや花陽なら、喉から手が出るほど羨ましいでしょうに…)

真姫(その状況を何もせず享受できてしまう私が…なんだか、悪いような、勿体ないような…なんというか、言葉にできない罪悪感に襲われてしまう)


真姫「だったら帰ればいいじゃない…とも思うけど、でも一緒にいられるなら私もいたい気持ちもあるし…」

真姫「うー、もどかしいわねぇ…。何か、何か私に出来ることがあればいいんだけどね…」



真姫(また、ある意味で別世界へと放り込まれた私。…この世界で、私の役割はあるのだろうか)


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