過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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546: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/29(水) 03:38:54.05 ID:8hwFcwIyO
英玲奈・あんじゅの部屋


あんじゅ「英玲奈〜、二人でババ抜きはそろそろやめましょ〜?」

英玲奈「いや、まだ勝てていない!勝つまで…勝つまでやるんだ!」

あんじゅ「はぁぁ…こんな面倒な思いしてるのはきっと世界で私くらいなんでしょうね…」


コンコンッ


あんじゅ「うん?誰かドアノックしたわよ?誰かしら…」

英玲奈「ツバサか?…よっと」


ガチャッ

英玲奈「…あ」


真姫「少し、いい?」



真姫(ツバサが寝静まるまで待ってから、私は英玲奈とあんじゅの部屋を訪れ)

真姫(先ほど、ツバサから聞いた未練の話をした)



真姫「…ってことを、聞いたんだけど、これ…」


英玲奈「あぁ…」

あんじゅ「…うん」

真姫「あなたたちも、知ってたことよね?」

英玲奈「…そう、だな。まさか、ツバサから話すなんて思ってもなかったけど」

あんじゅ「ツバサちゃんだけじゃなくて、私も、きっと英玲奈も少なからず考えていることではあるのよ」

あんじゅ「一度、敗北を経験しておくべきだった、って。だからC☆cuteのような反乱分子…って言い方は悪いけど、別のスクールアイドルが出てきたときは」

あんじゅ「もしかしたら、私たちに追いついて…なんてワクワクもしたけど」

英玲奈「…流石にそこまでとは行かなかったな。西木野たちが打倒すべきA-RISEも、もう変わってしまっただろう」

英玲奈「私たちは宣言通り、王者の冠を被ったまま卒業することになる」

真姫「…それが、嫌なの?」

あんじゅ「嫌、ってほどじゃないわ。むしろ誇らしいこと。敗北を知らない、なんてカッコイイじゃない?」

英玲奈「だけど…先のことを見据えるなら、経験は多いほどいい。負けることは強さに繋がると思っているからな」

英玲奈「しかしその気持ちが…ツバサは私たちより少々大きい、のかもしれない」

あんじゅ「私たちはA-RISE以外の道を考えはしないけど…ツバサちゃんはホント、ワガママちゃんだから」

あんじゅ「やりたいことを全部やろうとする。それはA-RISEとしてだけじゃなくて、そうでなかった未来をも想像してしまって…」

英玲奈「可能性があるならその全てを手に入れたいと願うような無茶な女だ。そのハングリー精神に支えられているところもあるけれどね」

あんじゅ「けれど彼女は…その理想と比べたらスペックが足りてない…、っていうのかしら?努力の天才ではあるんだけどね」

あんじゅ「真姫ちゃんみたく、アイドルと作曲の二足のわらじ、とまではできなかったわね」

英玲奈「…だからツバサは西木野、お前が羨ましくて仕方なかったのだろう。そう、アイドルとして、作曲家として…だけでなく」

英玲奈「時空を移動して、あらゆる可能性の世界を知るお前が…。だから、つい語ってしまったんだ。いつもなら誰かに言うはずのない、つまらない未練を」

真姫「っ…!!それで…『西木野を連れてきてしまったのは間違いだったのかもしれない』って言ったのね…」

英玲奈「あぁ…。お前がそんな…時空を越える、なんて突拍子もないプロフィールを持っているなんて予想もしなかったから」

あんじゅ「ツバサちゃんの柔らかいところ、ピンポイントでくすぐっちゃったのね。…まぁ、仕方ないわよ」

あんじゅ「だからと言って彼女のパフォーマンスに陰りができる、なんてことはないと思う。ツバサちゃんは100%の仕事をこなしてくれるわ。心配しないで」

真姫「それは…そうかもしれないけど」


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