過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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595: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/07/27(水) 02:54:37.80 ID:Yg9lGshio
数分後…

控え室


真姫(アンコールライブが終わり、控え室へと戻ってきたA-RISE。汗を拭うためのタオルを3人に渡す)

真姫(汗を拭いたツバサが、開口一番にこう言った)



ツバサ「…負けた」

真姫「うん?」

ツバサ「負けたわ、完敗よ。凹むわ」

あんじゅ「負けた…って、今回の計画にハメられたこと?」

ツバサ「うぅん、そうじゃなくてね。…私の歌、観客のみんなに響いてなかったな、って」

ツバサ「もっと大きな反応が返ってくるって、結構自信あったんだけど…想像より声は小さかった」

ツバサ「反面、英玲奈とあんじゅが入ってきた時の声はすごくて…やっぱり、私はA-RISEには勝てないって思った」

ツバサ「スクールアイドルA-RISEになってから初めて負けた相手が…ふふ、A-RISE自身だなんて、笑っちゃうけど」

真姫「でも、観客が求めてるのはA-RISEなんだし…ツバサも本調子じゃない中で歌ったんだから、それは仕方ないんじゃない?」

英玲奈「歓声もなかなか上がってたじゃないか。それじゃダメ、だったのか?」

ツバサ「えぇ。私の満足いく結果じゃなかったわね。なにせ、貪欲な人間ですもの」

ツバサ「…けど、貴重な体験だった。あの場で私は、A-RISEのファンの前で、A-RISEじゃない子の歌を歌ったんだもの」

ツバサ「完全アウェーでのライブ…。なかなか体験できるものじゃないわ。それに…敗北の悔しさも味わえた」

ツバサ「今度は…歌だけでも、A-RISEを超えられるようなアイドルになってみせる。いつサプライズにかけられてもいいように、ね」

あんじゅ「ふふ、すごい意気込みね。でもそれじゃA-RISEのレベルも上がっちゃうからアキレスと亀状態じゃない?」

英玲奈「一生かかっても追いつけないな」

ツバサ「それでもなんとかする。意地でもね!」

英玲奈「ははは…無茶苦茶だな」

あんじゅ「それでも、ツバサちゃんならその無茶、叶えちゃいそうで恐ろしいかも」

ツバサ「…あ、そうそう。…真姫さん?」

真姫「は、はい?なにかしら」

ツバサ「よくも、あんな超土壇場の計画を押し通したわね?スタッフに迷惑、かけてないわよね?」

真姫「え、あ、その…た、多分、大丈夫です…。ご、ごめんなさい…」

あんじゅ「ツバサちゃん、顔怖い怖い…」

ツバサ「…はぁ。まぁ、いいけど。超土壇場な計画を押し通したといえば、私もだし。そしてその結果が…私に跳ね返ってきたってことよね」

英玲奈「西木野をマネージャーとして呼ぶ、ってことだな。こんなことになるなんて微塵も想像してなかったけど…」

あんじゅ「んふ、でも楽しかった!私たちじゃ思いもよらない計画を実行するんだもの!肝が据わってるわね!」

ツバサ「さすがは…A-RISEを打ち倒した、第2回ラブライブ覇者、といったところかしら?」

真姫「ん…まぁ、そうなのかもね。肝はこの世界でも色々と鍛えられたし…」

真姫「でも、私の思いつきでツバサが楽しんでくれたなら…よかったって思えるけど。楽しんでくれたのよね?」

ツバサ「んー…、どうかしら?凹んだところもあるから一概にそうとは言えないかもね」

真姫「ヴぇっ…」

ツバサ「ふふ、冗談よ。結果的には楽しかった。私のライブっていう前置きもあったから、ラストのアンコールも最大級に盛り上がれたし」

ツバサ「どうなることかと思ったけど、今日、あなたをここに連れてきていてよかった。ご苦労様、そして…ありがとう。西木野真姫さん」

真姫「っ…!えぇ、こちらこそ!」


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