6: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:11:54.46 ID:EI2zBDU70
俺は畳み掛けるように、説き伏せるように一息で言った。
どうだ、これならわかるだろ。
晶葉は顎に手を当てて少しの間考えている。
流石天才だと自称するだけあって、そんな姿も似合っていた。
「ふむ……確かにそれは困るかもしれないな」
「だろぉ」
完全勝利、正義は我にあり。
興奮のあまり巻き舌になってしまった。まあいい。
「で、だ。なにが欲しい」
これでも俺は大人だ。経済状況は勿論中学生のそれとは比べ物にならないはずだ。
こいつが技術で稼いでなければだけど……。
ある程度高いものを言われても買ってやろう。
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